開講年度
2006
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目番号
2
授業科目名
電磁気学特論
開講曜日と時限
火曜日 2〜4時限(09:30〜11:55)
教室番号
C307
開講学期
前期
単位数
1(1)単位
対象学科・学年
電気電子工学専攻1年
必修・選択の別
選択
授業方法
講義,演習
担当教員
内藤 督 (NAITOH, Tadashi)(電気電子工学科),
川口秀樹 (KAWAGUCHI, Hideki)(電気電子工学科)
教員室番号
内藤:E304,
川口:F207
連絡先(Tel)
内藤:0143-46-5505, 
川口:0143-46-5510
連絡先(E-Mail)
内藤:naitoh@mmm.muroran-it.ac.jp,
川口:kawa@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
内藤:月曜日 10時00分〜12時00分,
川口:水曜日 16時00分〜17時00分,18時00分〜19時00分
授業のねらい
 静電場・静磁場,渦電流場,電磁波など,電磁現象を統一的に扱う理論体系としての電磁気学,およびその実用面としての電磁界解析について教授し,さらに演習により理解を深める.
到達度目標
1 .電磁場の問題に直面したとき,その現象を適切な電磁場の方程式を用いて記述することができる.
2 .系を記述する電磁場の方程式を,適切な近似のもとに解析的に解くことができる。
授業計画
1.数学的補償(1週)
 ベクトル解析,演習問題
2.電磁気学の体系(1週)
 マクスウェル方程式,構成方程式,電荷電流保存則,演習問題
3.静電場・静磁場(2週)
 スカラー・ベクトルポテンシャル,ポアソン方程式,クーロンゲージ,演習問題
4.電磁誘導・渦電流場(2週)
 電磁誘導,電流保存則,表皮深さ,渦電流,演習問題
5.電磁力・マクスウェル応力(1週)
 電磁力,マクスウェル応力テンソル,ポインティングベクトル,演習問題
6.マイクロ波・電磁波(2週)
 波動方程式,ヘルムホルツ方程式,導波管,ダイポール放射,演習問題
7.電磁界解析の数学的準備(1週)
 電磁界解析概要,線形代数学,行列方程式の解法,有限要素近似,演習問題
8.差分法(1週)
 有限差分近似,具体例
9.有限要素法(2週)
 汎関数,変分原理,有限要素行列方程式,具体例
10.境界要素法(1週)
 グリーンの定理,境界積分方程式,離散化と境界要素方程式,具体例
教科書及び教材
なし
参考書
1.パノフスキー,フィリップス 著「電磁気学(上,下)」(林,西田 訳)吉岡書店 定価(2,600 円+税)
2.J.D.Jackson, ”Classical Electrodynamics” (2nd Ed.), Wily
3.H.H.ウッドソン,J.R.メルチャー,「MITコアカリキュラム 電気力学」 産業図書
成績評価方法
レポート(30点満点),期末試験(70点満点)で,合計 60 点以上を合格とする。
履修上の注意
教員からのメッセージ
本科目は、暗記的な要素はほとんどなく、体系的な理解を要し、すべて前の授業からの積み重ねである。 授業に出席し積極的に不明なところを質問するなど、その都度その都度、授業内容を理解しておくこと。
学習・教育目標との対応
関連科目
その他