開講年度
2006
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目番号
5
授業科目名
情報数理工学特論
開講曜日と時限
教室番号
開講学期
後期
単位数
2単位
対象学科・学年
情報工学専攻1年
必修・選択の別
選択
授業方法
講義
担当教員
施 建明,塩谷 浩之
教員室番号
V512(施)
V605(塩谷)
連絡先(Tel)
内線 5423(施)
内線 5436(塩谷)
連絡先(E-Mail)
施:shi@csse.muroran-it.ac.jp 
塩谷:shioy@csse.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
施:16:30-17:30 (毎週火曜日), V514 室,
塩谷:11:00-11:55 (毎週金曜日), V605 室,
授業のねらい
情報数理は,情報工学,情報科学の理論基礎として重要な分野で,
情報関連分野に理論的根拠を与えている.特に最近のデータマイニング,
最適化とその応用,ニューロコンピューティングなどで理論的発展を遂げ,
人工知能システム,金融工学など,確かな研究成果を重ねてきた.
本講では,情報数理における基礎から理解を深め,その成果について触れる.
到達度目標
本授業においては,以下を目標にしている.
情報数理の基礎的理論を,その概念から理解する.
具体的問題を通じて,情報数理の理解を深める.

授業計画
1.最適化理論基礎1(凸集合)
2.最適化理論基礎2(凸関数)
3.凸最適化問題
4.双対性理論
5.最適化手法(無制約)(1)
6.最適化手法(無制約)(2)
7.最適化手法(等式制約)
8.情報科学基礎(集合と関係)
9.確率論1(確率変数と分布)
10.確率論2(確率測度と確率空間)
11.情報量とエントロピー
12.情報の圧縮
13.情報源の符号化定理
14.推定と学習
15.情報数理工学総論

教科書及び教材
[1] S. Boyd and L. Vandenberghe, Convex Optimization, 
Cambridge University Press (2004). 
[2] T.M. Cover, J.A.Thomas, Elements of Information Theory, John Wiley & Sons (1991).  
参考書
線形代数,解析,情報数学,システム最適化の講義などで利用したテキスト等がよい.
成績評価方法
定期試験
履修上の注意
システム最適化,線形代数,確率論の基礎知識を持っていることが望ましい。

教員からのメッセージ
学習・教育目標との対応
この授業科目は情報工学専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している。
関連科目
システム最適化,線形代数,情報数学
その他