開講年度
2006
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目番号
16
授業科目名
認知情報処理演習
開講曜日と時限
木曜日  3〜4時限(10:25〜11:55)
教室番号
V102
開講学期
前期
単位数
(2)単位
対象学科・学年
情報工学専攻1年
必修・選択の別
選択
授業方法
演習
担当教員
・前田 純治(MAEDA, Junji)(情報工学専攻・コンピュータ知能学講座(Computational Intelligence 講座))
・沖井 廣宣(OKII, Hironori)(情報工学専攻・コンピュータ知能学講座(Computational Intelligence 講座))
教員室番号
・前田 V602
・沖井 V504
連絡先(Tel)
・前田 0143-46-5413
・沖井 0143-46-5425
連絡先(E-Mail)
・前田  junji@csse.muroran-it.ac.jp
・沖井 okii@csse.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
・前田 火曜日 16:15-17:15
・沖井 火曜日 16:15-17:15            
授業のねらい
・本演習では、認知情報処理特論で学んだカラー画像認識に関する基礎原理と応用的アルゴリズム、及び、カラー画像認識アルゴリズムの開発手法に基づき、実際にUNIX上でカラー画像認識アプリケーションを実行するGUIプログラムをGTK+を用いて開発する。
到達度目標
1.カラー画像の認識について応用的なアルゴリズム手法に関する理解を深める。
2.UNIX上でC言語を用いてカラー画像認識を実行するアルゴリズムを開発する。
3.UNIX上でカラー画像認識アプリケーションを実行するGUIプログラムをGTK+を用いて開発する。
4.使いやすいアプリケーションプログラムを構築する上でGUIが果たす役割の重要性を、カラー画像認識アプリケーションの開発という具体例を通して実践的に学ぶ。
授業計画
1週目:履修に関する注意事項、及び、演習方法の説明 
2週目:課題1:顔画像認識アルゴリズムについて解説 
3週目:課題1:顔領域の検出 
4週目:課題1:顔領域の切り出し 
5週目:課題1:顔部品の検出、及び、顔特徴評価 
6週目:課題1:顔画像認識アルゴリズムの完成 
7週目:課題1:作成した顔画像認識アルゴリズムのプレゼンテーション 
8週目:課題1:作成した顔画像認識アルゴリズムのプレゼンテーション 
9週目:課題2:カラー画像認識アプリケーション(課題1を含む)を実行するGUIプログラムについて解説
10週目:課題2:X-Window上での画像のハンドリング
11週目:課題2:GTK+による画像のハンドリング
12週目:課題2:GTK+によるGUIプログラムの開発
13週目:課題2:カラー画像認識アプリケーションを実行するGUIプログラムの完成
14週目:課題2:作成したカラー画像認識アプリケーションのプレゼンテーション
15週目:課題2:作成したカラー画像認識アプリケーションのプレゼンテーション

・前半7週(2−8週)を沖井が、後半7週(9−15週)を前田が担当する。
教科書及び教材
・必要な資料を配布して、課題を説明する。
参考書
・藤岡弘、中前幸治共著「画像処理の基礎」昭晃堂 定価(2900円+税)
・安居院猛、長尾智晴共著「画像の処理と認識」昭晃堂 定価(3500円+税)
・白井良明、谷内田正彦共著「パターン情報処理」オーム社 定価(3300円+税)
・田中ひろゆき著「GTK+入門:基礎からはじめるXプログラミング第2版」ソフトバンク、定価(2600円+税)
・Eric Harlow著「GTK+/GDKによるLinuxアプリケーション開発」翔泳社、定価(3400円+税)
・鈴木哲哉著「GTK+とGladeで作るLinuxプログラミング超入門」すばる舎、定価(2400円+税)
成績評価方法
・2人の担当者により与えられた課題について行うプレゼンテーションの結果により成績をつける(プレゼンテーションは2回行うこととなり、各回50点で計100点)。プレゼンテーション2回の合計60点以上を合格とする。
・期限までにプレゼンテーションを行わないものは成績評価の対象とせず不合格とする。
履修上の注意
・今年度は開講時期が後期から前期に変更されていますので注意願います。
・画像処理の基本的な手法に関する知識を有していることを前提とします。
・UNIX上でのソフトウェア開発の基本的な知識(gccやmakeの使用等)に習熟していることを前提とします。
・不合格者は再履修して下さい。
教員からのメッセージ
・既存の画像認識アルゴリズムの有効性とその問題点を理解し、新しいアルゴリズム開発に挑戦してほしい。
・同時に、画像認識アプリケーションを実行するGUIプログラムをGTK+を用いて開発する経験を通して、GUIの重要性を認識してもらいたい。
学習・教育目標との対応
・この授業科目は情報工学専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している。
関連科目
・認知情報処理特論
その他