開講年度
2006
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目番号
25
授業科目名
高速空気力学特論
開講曜日と時限
教室番号
開講学期
後期
単位数
1単位
対象学科・学年
機械システム工学専攻1年
必修・選択の別
選択
授業方法
講義形式
担当教員
杉山 弘(SUGIYAM, Hiromu)(機械システム工学科・航空基礎工学講座)
教員室番号
B208
連絡先(Tel)
46-5364
連絡先(E-Mail)
sugiyama@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
月曜日:16:30〜17:30
木曜日:16:30〜17:30
授業のねらい
学部における授業「流体力学II」と「空気力学」では、圧縮性流れと翼理論の入門と基礎について学習した。本授業では、さらに進んだ圧縮性流体力学について学習する。すなわち、学部の授業では触れなかった空力騒音に関連する波動問題、次世代の航空宇宙機に関連する極・超音速空気力学などについて学習する。
到達度目標
1.流れの問題において、圧縮性の影響を考慮しなければならない場合が予測できること。
2.1次元の波動方程式が導出でき、式の物理的意味が理解できること。
3.微小振幅波(音波)の性質が理解でき、音波の伝播速度や強さが見積もれること。
4.1次元波動の応用として、衝撃波管の原理が理解でき、衝撃波と衝撃波管の応用が考えられること。
5.2次元超音速流れの性質が理解でき、その応用として、超音速風洞の原理、極・超音速航空機まわりの空力特性が理解できること。
授業計画
1.圧縮性流れの基礎(第1週)
2.1次元の波動(第2週)
3.1次元波動の応用(第3週)
4.2次元超音速流れ(第4週)
5.次世代型航空宇宙機と超・極超音速空気力学(第5週)
6.超音速インテークの空気力学(第6週)
7.極・超音速空気力学のトピックス(第7週)
8.まとめ(第8週)
教科書及び教材
松尾一泰著「圧縮性流体力学〜内部流れの理論と解析〜」理工学社(1994年)
参考書
杉山 弘・遠藤 剛・新井隆景著「流体力学」森北出版(1995年)
相原康彦・森下悦生著「応用空気力学〜次世代航空機をめざして〜」東京大学出版会
J.A.Owcrarek,Fundamentals of Gas Dynamics,International Textbook Company(1968 )
W.H.Heiser and D.T.Pratt, Hypersonic Airbreathing Propulsion, AIAA Education Series,1994. 
J.Seddon and E.L.Goldsmith, Intake Aerodynamics,AIAA Education Series, 1985.
成績評価方法
レポート(80%)と小テスト(20%)で評価する。100点満点中、60点以上を合格とする。
履修上の注意
学部での授業科目、流体力学I、II、空気力学を履修していることが望ましい。
教員からのメッセージ
学習・教育目標との対応
関連科目
その他