開講年度 |
|
教育課程名 |
|
授業科目番号 |
|
授業科目名 |
|
開講曜日と時限 |
|
教室番号 |
|
開講学期 |
|
単位数 |
|
対象学科・学年 |
|
必修・選択の別 |
|
授業方法 |
|
担当教員 |
|
教員室番号 |
|
連絡先(Tel) |
|
連絡先(E-Mail) |
kamide@mmm.muroran-it.ac.jp |
|
オフィスアワー |
|
授業のねらい |
機械および装置は必ずそれぞれの環境に曝され、現場では 環境による材料の破壊が大きな問題となっている。 本講ではステンレス鋼の環境脆性の実際と考え方および その対応について理解する。 |
|
到達度目標 |
機械および装置の設計ならびに製作にあたり、絶えず材料、 強度および環境を考慮できる技術者を目指す。 |
|
授業計画 |
1、ステンレス鋼の環境脆性についての概説 2、孔食:環境、分極曲線、確率 3、粒界腐食:熱処理と組織、現象、対策 4、応力腐食割れ(SCC): ○通則ー環境、合金元素、応力、試験法、 ○亀裂の発生ー表面欠陥と溶解、局部腐食の情報(高速 走査電極システム、マイクロキャピラリー)、微小降伏、 歪電極、格子欠陥と溶解(転位、加工誘起マルテンサイト) 積層欠陥エネルギー ○亀裂の進展ー応力拡大係数、亀裂進展速度、局部溶解速度、 ○その他の事象 ○機械割れーGriffith, Store, Petch, Cottrellの割れ ○高温高圧水のSCCー熱吸収、沸騰水および加圧水型原子炉 SCC現象 |
|
教科書及び教材 |
|
参考書 |
腐食反応とその制御:岡本剛監修、松田誠吾訳、産業図書 腐食科学と防食技術:伊藤伍郎、コロナ社 金属の腐食損傷と防食技術:小若正倫、アグネ 環境・高温強度学:大谷隆一他(総合材料強度学講座7)オーム社 |
|
成績評価方法 |
100点満点の試験を行い、60点以上を合格とする。 |
|
履修上の注意 |
80%以上の出席が必要である。(未満の場合は非履修とみなす。) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。 再試験は行わない。 不合格者は再履修すること。 |
|
教員からのメッセージ |
現時点では統一理論があるわけではないので散漫な授業に なるが環境は装置製作上重要な因子であることを理解して 欲しい。 |
|
学習・教育目標との対応 |
この科目は機械システム工学学習・教育目標の 2.機械システム工学ならびにその学際領域に関する幅広い知識の習得ならびにエンジニアリング・デザイン能力の涵養に対応し、特に (b)機械システムを考察・設計・製作および評価する能力に対応する。 また、JABEE基準1(d)該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを 問題解決に応用できる能力に対応する。 |
|
関連科目 |
|
その他 |
|