開講年度
2006
教育課程名
昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目番号
63
授業科目名
人間科学プレゼミ
開講曜日と時限
火曜日 1〜2時限(08:45〜10:15)
教室番号
N306
開講学期
前期
単位数
(2)単位
対象学科・学年
全学科2年
必修・選択の別
必修
授業方法
講義及び演習
担当教員
久末 進一(HISASUE,Shin-i-chi)(共通講座非常勤講師)
(窓口:若菜 博)
教員室番号
N355(共通講座棟非常勤講師控室)
連絡先(Tel)
0143-46-5800(共通講座事務室)
0143-25-2951(室蘭市史編纂事務室)
0143-47-7782(自宅電話・FAX)
連絡先(E-Mail)
オフィスアワー
特に指定しない
授業のねらい
 「博物館学」は新しい博物館の形態と、「学芸員」の素養となる資料収集、展示、教育普及活動の実際を演習する。
 現在、進行中の大学内博物館展示のための調査、収集作業にも協力しながら、実践的に学芸員資格修得に役立つ体験学習を行う。(休日を利用して、近隣地の博物館見学を予定、簡単な見学レポ−トをまとめる。)
到達度目標
(1)「博物館」をテ−マに、その活動の中から文化財の取り扱い方法と調査研究、記録、展示の仕方等、新しい認識を得る。
(2)博物館運営の中心となる「学芸員」の仕事と、基礎資格取得へつながる必要な体験を、演習を通じて理解する。
(3)「博物館学」を通じて「博物学」の楽しさを再認識できる。
(4)「博物館づくり」を大学内で実現する絶好の機会に参加する。
授業計画
 1週目→博物館学の概要
 2週目→博物館の現状と課題
 3週目→仮称「室工大博物館」計画
 4週目→収集論(私的、公的コレクション)
 5週目→収集論(キャンパス内外の調査)
 6週目→収集論(調査記録)
 7週目→保存論(収集資料の取り扱い方法)
 8週目→保存論(保存対策)
 9週目→展示論(効果的な資料展示の方法)
10週目→展示論(シナリオづくり)
11週目→展示論(写真パネル展示)
12週目→展示論(写真パネル展示)
13週目→教育普及論(博物館教育の現状)
14週目→教育普及論(ものづくり体験)
15週目→教育普及論(大学博物館による地域へのアプロ−チ)
  (この間に、博物館見学会を休日に予定)
教科書及び教材
 授業に必要な教材等は博物館から借用、適宜プリントとして配布する。特定の教科書は使用しない。
参考書
(1)倉田公裕著「博物館学」東京堂出版(東京都千代田区神田錦町3−7)(図書館に所蔵なし)。
(2)北海道博物館協会編「博物館ハンドブック」(北海道開拓記念館)(図書館に所蔵なし)。
成績評価方法
 毎回の授業後に示す課題に対して小レポートの提出を求める。
 また、学期末には、「博物館と博物学」をテ−マとした「研究レポ−ト」、および「博物館見学レポ−ト」の提出を求める。
 「研究レポ−ト」はかならずA4サイズ・ワ−プロ打ち。引用出典を明示。資料添付。5枚以上、20枚以内。
小レポートと研究レポ−トの成績評定の割合は,各々40%、60%とし、100点満点換算で60点以上合格。
履修上の注意
特になし。
教員からのメッセージ
 「学芸員」の資格取得へむすびつく教科のひとつ「学芸員実習」のカリキュラムでもあり、インタ−ネットでも博物館ホ−ムペ−ジが急増して「博物館学」の人気が高まっている。キャンパス内での博物館展示ホ−ルづくりもいよいよ本格化した折りでもあり、工学の中の人文学として、学習は楽しいものになるはず。
 秀作レポ−トは毎年「博物館研究紀要」で紹介しており、好きなことを力いっぱい調べ、書く絶好の機会である。
学習・教育目標との対応
地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
関連科目
その他