開講年度 2006
教育課程名 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目番号 13
授業科目名 生命環境科学プレゼミ
開講曜日と時限 水曜日 7〜8時限(14:35〜16:05)
教室番号 C208
開講学期 前期
単位数 (2)単位
対象学科・学年 全学科2年
必修・選択の別 必修
授業方法 講義と実習
担当教員 田澤 皓(TAZAWA, Hiroshi)(電気電子工学科・通信・先進計測講座)
教員室番号 A323
連絡先(Tel) 0143-46-5526
連絡先(E-Mail) tazawa@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日 午後0時〜1時
授業のねらい 体の働き(生理機能)を調べるためには、工学技術が必要である。簡単ないろいろの電子回路を組み立てることによって工学技術の一端を理解し、実際に心電計を操作して自分達の心電図を測定、その心電図波形の意味することを学んで、生命と工学の関連を理解する。
到達度目標 電子回路とはこんなものなのだのと認識を養い、心電計(計測機械)の操作に慣れ、心電図(生命現象)の意味を理解する。
授業計画 第 1週:概要説明。
第 2週:生体情報計測分野における研究(鳥類卵心拍リズム)の紹介。
第 3週:電子回路キットを用いて「音と光」を組み合わせる。
第 4週:トランジスター一個のラジオを組み立て、放送を受信する。
第 5週:サウンド・スクパーとサイレンの回路を組み立ててみる。
第 6週:電子ルーレットと電子オルガンを組み立て、数当てゲームをし、オルガンを演奏してみよう。
第 7週:大集積回路(IC)を用いたラジオを組み立て、一石ラジオと受信結果を比較してみる。
第 8週:嘘発見器で嘘を発見し、鳥の鳴き声をシミュレーションする。
第 9週:回路組み立ての復習と理解。
第10週:心電図の成り立ちを知る(1)
第11週:心電図の成り立ちを知る(2)
第12週:自分達の心電図を測定する。
第13週:自分の心電図を読む。
第14週:心電図をいろいろの条件の下に測定し、理解を深める。
第15週:まとめ、報告書作成。
教科書及び教材 授業のために作成した資料
資料1:「電子回路ってどんなもの?」
資料2:「心電図で何?」
資料3:「心電計操作マニュアル」
資料4:「互いに測定した自分達の標準12誘導心電図」
参考書
成績評価方法 授業中の質疑応答、積極的な質問50%、最終日に一度提出する報告書50%の割合で成績を評価し、100点満点中60点以上を合格とする。再試験等は行わない。
履修上の注意 1.80%以上の出席が必要。
2.積極的な質問、発言が望まれる。
3.不合格者は再履修とする。
教員からのメッセージ 面白い電子回路を組み立て、それらを動作させて電子技術の一端を理解し、更に心電計を操作して自分達の心電図を記録し、工学技術と生命の関わりを理解して欲しい。その際、工学技術として電子回路を扱うが、自分の学科の場合、或いは自分の工学技術への興味と生命がどう関わっているのだろうかと考えながら実習して欲しい。
学習・教育目標との対応 <JABEEの学習・教育目標との関連>
種々の科学、技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力。
関連科目
その他