開講年度 2006
教育課程名 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目番号 13
授業科目名 生命環境科学プレゼミ
開講曜日と時限 水曜日 5〜6時限(12:55〜14:25)
教室番号 C309
開講学期 前期
単位数 (2)単位
対象学科・学年 全学科2年
必修・選択の別 必修
授業方法 ゼミナール
担当教員 日比野政裕(HIBINO, Masahiro)(応用化学科・化学プロセス工学講座)
教員室番号 Y-301
連絡先(Tel) 0143-46-5771
連絡先(E-Mail) hibino@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月・火曜日の9:00〜10:00
授業のねらい 我々を取り巻く諸々の環境は科学技術の進歩に大きく左右される。特に、21世紀前半は「バイオテクノロジーの時代である」といわれており、新しい技術が台頭する予感に満ちている。しかし、科学技術は生活を豊かにするが、我々を悩ます問題も提起する。このプレゼミではバイオテクノロジーの中核の1つである遺伝子に着目する。現代の遺伝学を眺めることから始めて、遺伝子組み換え食品を含めた遺伝子操作を取り巻く諸問題について概観する。
到達度目標 1.遺伝子・遺伝子操作等に関する基本的な概念を理解し,基本的用語を使用することができる。
2.遺伝子操作技術等が人間や自然に直接に及ぼす恩恵や影響と、特許や保険の問題などを通して社会に与える影響を理解する。
3.討論会・発表会に向けて、情報の収集と説明用の資料の作成ができる。また、発表内容について的確な質疑応答が実施できる。
授業計画 前半(第1週から第7週)はビデオとOHPを用い講義形式で進める。
後半(第8週以降)は輪講形式で進める。テキストは下記参照。

1週目 授業の進め方
2週目 DNAとは何か?遺伝子とはなにか?
3週目 がんと遺伝子
4週目 老化と遺伝子
5週目 心と遺伝子
6週目 遺伝子診断と遺伝子治療
7週目 討論会
8週目 遺伝子組み替え食品 (1)
9週目 遺伝子組み替え食品 (2)
10週目 遺伝子組み替え食品 (3)
11週目 遺伝子組み替え食品 (4)
12週目 遺伝子組み替え食品 (5)
13週目 遺伝子組み替え食品 (6)
14週目 遺伝子組み換え食品のリスク評価
15週目 発表会
教科書及び教材 中村靖彦著 遺伝子組み替え食品を検証する NHKブックス 970円(附属図書館蔵)
参考書 三瀬勝利著 遺伝子組み替え食品の「リスク」 NHKブックス 970円(附属図書館蔵)
柳澤桂子著 遺伝子医療への警鐘 岩波書店 1,000円 
広井良典著 遺伝子の技術、遺伝子の思想 中公新書 718円
成績評価方法 100点満点中60点以上を合格とする。その成績は授業態度(質疑への参加)を50%、レポート及び発表を50%の割合で評価する。
履修上の注意 特になし。
教員からのメッセージ 生命科学に興味がある学生を希望します。
学習・教育目標との対応 1. 語学、数学、自然科学、及び情報技術等の基礎知識を身につける。
2. 次世代の科学技術者にふさわしい倫理観を身につける。
3. 科学技術者としての論理的思考力とコミュニケーション能力を身につける。
<JABEEの学習・教育目標との関連>
数学、自然科学及び情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力 。
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解。
日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力。
関連科目 高校の生物学、基礎生物学
その他