開講年度 2006
教育課程名 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目番号 26
授業科目名 社会科学プレゼミ
開講曜日と時限 水曜日 5〜6時限(12:55〜14:25)
教室番号 N307
開講学期 前期
単位数 (2)単位
対象学科・学年 全学科2年
必修・選択の別 必修
授業方法 演習(問題を解くのではありません。ゼミ形式で議論をします。)
担当教員 奥野恒久(Okuno Tsunehisa)
教員室番号 N-657
連絡先(Tel) 0143-46-5821
連絡先(E-Mail) okuno@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日18時〜19時、木曜日10時30分〜11時30分
授業のねらい 最近、改憲論が活発に主張されていますし、安全保障問題や靖国問題など、多くの憲法問題を目にします。本ゼミでは、「憲法『改正』を考える」「憲法を通じて社会とかかわる」の二つをテーマに、現在の問題状況を知り、考え、議論し、考えを深め、さらにそれを社会に発信します。最後には、ゼミ論集をまとめる予定です。
到達度目標 1.改憲論がどのような背景で何をねらいとしているのかを考察する。
2.身のまわりで生じている、憲法や政治に関わる問題についてしっかりと理解する。
3.立憲主義という考え方を理解する。
4.グループで調べたり、まとめたりする経験を通じて、コミュニケーション能力を高める。
5.憲法や日本国憲法について、最低限の知識を身につける。
6.議論を整理する能力を身につける。
7.口頭や文章で、自分の考えを表現する能力を高める。
授業計画 1.自己紹介(憲法や政治についた関心のあることを出してもらい、今後のテーマ設定の参考にする)。ゼミの進め方について、議論と確認。
2.今後のテーマについて議論。近代立憲主義を学ぶ。
3.テーマとグループの確定。グループごとにディスカッションと報告。
4〜13.グループごとの報告と、質疑・議論
14・15.まとめの作業
教科書及び教材 特に使用しません。
参考書 澤野義一・井端正幸ほか編『総批判改憲論』(法律文化社、2005年)、憲法再生フォーラム編『改憲は必要か』(岩波新書、2004年)
その他、適宜指示します。
成績評価方法 テストは行いません。毎回の出席を前提に、報告(30%)と議論や運営などゼミ作りへの参加(40%)、数回課すレポート(30%)にて評価します。100点満点中60点以上を合格とします。
履修上の注意 「友人が履修するから」といった消極的な理由ではなく、このゼミで何がしたいか、積極的な目的意識と自己決定で履修して欲しいと思います。必ず出席して、合格してもらいます。
教員からのメッセージ ゼミ・コンパも含め、いろいろと話す機会をたくさん持ちましょう。楽しく活気があり、それでいて「勉強になる」ゼミにしたいものです。
論集も作りたいですし、「室工大生、憲法意識調査」なども新聞社と共同でやってみたいですね。裁判傍聴は是非行きましょう。
可能ならゼミ委員を決めて、委員中心のゼミ運営も考えています。
学習・教育目標との対応 JABEE基準(f)日本語における論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
関連科目 憲法を履修していることが望ましいですが、履修していなくても問題ありません。
その他 質問などのある人は、気軽に研究室を訪ねてください。