開講年度 2006
教育課程名 夜間コース 副専門教育課程 副専門科目
授業科目番号 19
授業科目名 科学と論理
開講曜日と時限 月曜日1〜2時限(17:00〜18:30)
教室番号 N403
開講学期 後期
単位数 2単位
対象学科・学年 全1年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義、小論作成
担当教員 吉田省子(YOSHIDA, Seiko) 非常勤講師
教員室番号
連絡先(Tel)
連絡先(E-Mail) yoseikoy@vmail.plala.or.jp
オフィスアワー 指定せず
授業のねらい 科学者・技術者の不正事件が多発しています。科学技術の歴史という視点を持ちながら,事例を通して多面的に考える。受講者には,自らの問題として考える習慣をつけてもらいたい。
到達度目標
(1)不正事件の事例の内容について概要を話すことができる。
(2)なぜ批判・非難されているのかについて理解する。
(3)どうすればよかったのかを多様な視点から考える。
(4)友人知人,我が身にふりかかったときを想定し考えることができる。


授業計画
第1週 シラバス(とくに小論・筆記試験)の説明。授業イントロダクション。
第2週 不正事件の背後(1) 関連ビデオ(20分) 小論説明
第3週 不正事件の背後(2) 関連ビデオ(20分) 小論説明
第4週 科学者と技術者 関連ビデオ(20分) 小論説明
第5週 科学者という職業(40分)   小論作成(1)(50分)
第6週 捏造事件(1) 関連ビデオ(20分)
第7週 捏造事件(2) 関連ビデオ(20分)
第8週 捏造事件(3) 関連ビデオ(20分)
第9週 捏造事件(4)(40分)   小論作成(2)(50分)
第10週 盗作・剽窃問題(1) 関連ビデオ(20分)
第11週 盗作・剽窃問題(2)(40分)   小論作成(3)(50分)
第12週 科学者の社会的責任(1) 関連ビデオ(20分)
第13週 科学者の社会的責任(2) 関連ビデオ(20分)
第14週 科学者の社会的責任(3)(40分)   小論作成(4)(50分)
第15週 筆記試験

教科書及び教材 授業に使用する必要な資料として配布する。
参考書
山崎茂明「科学者の不正行為」丸善(2002)
内井惣七「科学の倫理学」丸善(2002)
黒田光太郎ほか編「誇り高い技術者になろう」名古屋大学出版会(2004)


成績評価方法 論述文4本(20×4=80(点));筆記試験20点で総合判断する。
履修上の注意
(1)4本の論述文は授業時間内に作成する。全て提出することが単位取得の必要条件とする。事情によっては,1本分に限り翌週の提出を認める。2本以上の遅延は認めない(その分に関し得点ゼロ)。
(2)授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
(3)再試験は行わない(不合格者は再履修すること)。


教員からのメッセージ 授業中の「作文」ということになる。見やすい文字や書き方を心がけ,自力で作成するように。返却されたものは授業最終日の筆記試験対策になるので,そのときまでは保存すること。
学習・教育目標との対応 この授業の単位習得はJABEE基準1(1)の(b)と(a)に対応(b>a)する。
(b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
(a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
なお(f)の一部にも対応している
(f) 日本語による論理的な記述力

関連科目
その他