開講年度 | 2006 |
教育課程名 | 昼間コース 副専門教育課程 共通科目 |
授業科目番号 | 14 |
授業科目名 | 西洋の歴史 |
開講曜日と時限 | 水曜日5〜6時限(12:55〜14:25) |
教室番号 | N401 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 1単位 |
対象学科・学年 | 電気電子工学科1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 求馬久美子(Motome Kumiko) |
教員室番号 | N355(非常勤講師控室) |
連絡先(Tel) | |
連絡先(E-Mail) |
kmotome@hotmail.com
或いは、担当窓口の奥野先生(0143−46−5821)まで |
オフィスアワー | (授業終了後) |
授業のねらい | 本授業では,ドイツの第二帝政からナチ体制に至る近現代史の歩みをとりあげる。ドイツは現在のヨーロッパ連合を最も熱心に支える中心国の一つであり、ヨーロッパ統合への動きは、この国が近現代史において味わった苦い経験と不可分に結びついている。こうしたドイツの経験とその克服のための努力を知ることは、現在同様な課題に直面しているわが国にとっても意義あることと考える。このような観点から、本授業では、ヨーロッパ統合へ向けたドイツの取り組みの歴史的背景について、基礎的知識を得ることをめざす。 |
到達度目標 |
(1)第二帝政からナチ体制までの政治体制の変遷について把握する。
(2)近現代におけるドイツと周辺諸国、特にフランスとポーランドとの歴史的関係について知識を得る。 (3)近代ドイツ・ナショナリズムの特質について把握する。 |
授業計画 |
週 授業内容等 備考
1週目 シラバスの説明、現在のドイツについて 序章(教科書) 2週目 ドイツ国民国家の誕生 11〜13章 3週目 第二帝政 14〜17章 4週目 ワイマール共和国、ナチスの台頭 18〜19章 5週目 ナチ体制 20〜21章 6週目 ドイツと隣国(フランス・ポーランド) 11〜21章該当部分 7週目 近代ドイツ・ナショナリズムの特徴 11〜21章該当部分 8週目 まとめ |
教科書及び教材 |
木村靖二 編 『ドイツの歴史』(有斐閣アルマ) 有斐閣 2000年 1800円。
なお、講義内容をまとめたレジュメと参考資料を毎回配布する。 |
参考書 | 専門的な領域をカバーするものとして、成瀬治 他編『世界歴史体系 ドイツ史』全3巻、山川出版社がある。 |
成績評価方法 |
定期試験によって判断する。形式は授業中に説明する。100点満点中60点以上を合格とする。
やむを得ない事情によって試験を欠席したものに対しては、別途レポートを課す。 |
履修上の注意 |
1.毎回の出席が前提。
2.授業内容に対する理解と関心を高めるために、早期に小レポートを課す予定である(未提出の場合は非履修とみなす)。 3.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 4.再試験は行わない。したがって不合格者は再履修となる。 5.成績評価を含めた重要事項の説明とそれに関する質問等を第1週目に行うので、履修希望者は第1週目は必ず出席することが望ましい。 |
教員からのメッセージ |
授業内容は近現代が中心ですが、歴史では流れが大切なので、授業期間が始まるまでに1度教科書を(最後まで)通読しておくことがその後の授業内容の理解の助けになります。その上で毎回聴講前に該当部分を再度読んで授業に臨んでください。毎回配布する講義レジュメに、授業を聴いて重要と思われた点を書き込んだりして、自分なりのノートに仕上げ、定期試験に活用してもらえれば良いと思います。
この授業が皆さんにとって、単にヨーロッパについての歴史的知識の獲得にとどまらず、私達の国が直面する問題とその克服の道についても、それぞれの考えを深めるきっかけになればと思っています。 |
学習・教育目標との対応 |
JABEE基準
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力 の達成に寄与する。 |
関連科目 | 2年生からの「市民と公共」コースのヨーロッパ史 |
その他 |