開講年度 2006
教育課程名 昼間コース 主専門教育課程 共通科目
授業科目番号 2
授業科目名 物理学B
開講曜日と時限 月曜日3〜4時限(10:25〜11:55)
教室番号 N205
開講学期 後期
単位数 2単位
対象学科・学年 材料物性工学科1年
必修・選択の別 必修
授業方法 講義
担当教員 村山茂幸(MURAYAMA Shigeyuki)(材料物性工学科・応用物理講座)
教員室番号 N−259
連絡先(Tel) 0143-46-5635
連絡先(E-Mail) murayama@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 金曜日16:20-18:20
授業のねらい 電気力、磁気力を通じてそれぞれ電場、磁場の概念を把握し、これを用いて電磁気現象の基本法則を学ぶ。これらを踏まえて、物体の電磁気特性(誘電分極、電流、磁気分極)の基礎とその簡単な応用についても体得する。
到達度目標 1.クーロンの法則および電場に関するガウスの法則を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
2.導体および誘電体の性質を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
3.電流とオームの法則を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
4.磁石と磁場および磁性体の基本性質を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
5.電磁力、ローレンツ力を理解し、代表的な問題に適用して考察することができる。
授業計画 ○電荷と電気力、クーロンの法則  
○電場と電気力線、ガウスの法則  
○電位              
○静電場と導体          
○電気容量とキャパシター     
○誘電分極と誘電体        
○電場のエネルギー                
○電流とオームの法則、ジュール熱、キルヒホッフの法則
○磁石と磁場、磁性体                
○電流が磁場から受ける力、ローレンツ力       
教科書及び教材 小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房 定価(2,310円税込み)
授業では講義内容をまとめた自作テキストを毎回配布する。
参考書 砂川重信著 電磁気学(改訂版)−初めて学ぶ人のために− 培風館 定価(2,048円税込み)
成績評価方法 1)授業履修者に対して定期試験を行い、100点満点で60点以上を合格として評価する。
2)授業無断欠席およびレポート未提出の場合減点となる。
3)定期試験不合格の場合には一度だけ再試験を実施する。
履修上の注意 1)高等学校レベルの数学、特に三角関数、ベクトル、微分積分の基本を習得していること。
2)再試験に不合格の場合には再履修すること。
教員からのメッセージ 物理学は科学・工学の基礎です。またやさしく簡単に内容を把握できる科目ではありません。その本質を理解するには,教科書やテキストを繰り返し良く読み,物理学の表現の仕方および考えを学び,1つ1つの事柄を自分で考え,反復して努力する以外の方法はありません。一度勉強して理解できなくても,繰り返し教科書やテキストを読み,物理学の表現と考えに慣れてください。
学習・教育目標との対応 この授業の単位修得は、
応用物理コースの学習教育目標(D)理工学基礎、JABEE基準1(c),(d)-(1a)に、また、
材料工学コースの学習教育目標(C)工学基礎、JABEE基準1(c)に対応している。

関連科目 この科目の履修にあたっては、1学年前期開講の物理学A(必修)、力学演習(必修)を履修しておくことが望ましい。現在の関連科目は1学年後期開講の物理学実験(必修)である。今後の関連科目は2学年前期開講の電磁気学(応物コースは必修)、電磁気学演習(応物コースは必修)である。
その他 レポートを数回課す予定である。自力で解答し、見やすいレポート作成を心がけ、期日までに必ず提出すること。