開講年度
2006
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 共通科目
授業科目番号
8
授業科目名
工業数学
開講曜日と時限
火曜日 7〜8時限(14:35〜16:05)
教室番号
N403
開講学期
前期
単位数
2 単位
対象学科・学年
情報工学科2年
必修・選択の別
必修
授業方法
講義
担当教員
高坂良史 (KOHSAKA,Yoshihito)
教員室番号
N358
連絡先(Tel)
0143-46-5803
連絡先(E-Mail)
kohsaka@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
火曜日 16:15〜17:45
金曜日 12:15〜13:40
授業のねらい
工学の基礎となる数学のうち、微分方程式の基礎について講義する。特に、常微分方程式とその解法を理解することを目的とする。また、様々な自然・社会現象を微分方程式で表し、解決するための考え方を学ぶ。
到達度目標
1) 変数分離形微分方程式を解くことができる。
2) 1階線形微分方程式を解くことができる。
3) 積分因子を用いて完全微分形方程式を解くことができる。 
4) 定数係数線形微分方程式を解くことができる。
5) 未定係数法・定数変化法を用いて非同次定数係数線形微分方程式の特殊解を求めることができる。
授業計画
第 1週:微分方程式とは?(1)
第 2週:微分方程式とは?(2) 
第 3週:変数分離形
第 4週:同次形微分方程式 
第 5週:1階線形微分方程式(1)
第 6週:1階線形微分方程式(2) 
第 7週:完全微分形方程式(1) 
第 8週:完全微分形方程式(2)
第 9週:同次形定数係数線形微分方程式の解法(1) 
第10週:同次形定数係数線形微分方程式の解法(2)
第11週:同次形定数係数線形微分方程式の解法(3)
第12週:非同次形定数係数線形微分方程式の特殊解の導出(1) 
第13週:非同次形定数係数線形微分方程式の特殊解の導出(2) 
第14週:非同次形定数係数線形微分方程式の特殊解の導出(3) 
第15週:変数係数線形微分方程式の解法
教科書及び教材
長崎憲一・中村正彰・横山利章 著
「明解 微分方程式」 培風館 定価1,400円+税
参考書
矢野健太郎・石原繁 著 
「基礎解析学コース 微分方程式」 裳華房 定価1,300円+税
 (図書館に1冊所蔵あり)
佐藤恒雄 著 
「初歩から学べる 微分方程式」 培風館 定価1,500円+税
 (図書館に所蔵なし)
成績評価方法
レポート又は演習(複数回実施し合計で100点満点)、定期試験(100点満点)で評価し、その成績の比率が60%(120点)以上の者を合格とする。
履修上の注意
・レポート又は演習を複数回課す予定である。
・不合格者には追加認定レポートを課すか、再試験(100点満点)を実施する。再試験の場合は60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合は再履修すること。
教員からのメッセージ
定期試験・レポートの解答にあたっては採点者が読みやすいものになるよう心がけること。授業で分からない箇所があったら、そのままにせず、気軽に質問に来て下さい。
学習・教育目標との対応
この授業の単位修得は、情報工学科の教育・学習目標の、「情報技術者:[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける」に対応している。また、JABEE基準「1:(1)−(c) 数学、自然科学及び情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力」に対応している。
関連科目
この科目の履修にあたっては、1年次前期開講の解析Iおよび1年次後期開講の解析IIを履修しておくことが望ましい。
その他