科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 共通科目
授業科目名
認知と言語
Subject Name
Cognition and Language
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
全専攻 1年
開講時期
後期
授業方法
講義及び演習
担当教官
橋本邦彦(HASHIMOTO, Kunihiko)(共通講座・言語科学講座)
島田 武 (SHIMADA, Takeshi) (共通講座・言語科学講座)
ジョンソン、マイケル (JOHNSON, Michael) (共通講座・言語科学講座)
教官室番号
N-664 (橋本邦彦)
N-561 (島田 武)
N-361 (ジョンソン、マイケル)
連絡先(Tel)
0143-46-5833
0143-46-5838
0143-46-5840
連絡先(E-Mail)
kuni3587@mmm.muroran-it.ac.jp
shim@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
本授業では、日本人の英語学習者が文法上、語彙・語法上、及び発音上犯しやすい誤りを採り上げて、私たちの英語のブラッシュ・アップ(矯正・改善)を図ることを目的としている。私たちは、母語とする日本語の影響下で日本人的な発想で英語を使用しがちであるが、それがいかに英語母語話者の耳に奇妙に聞こえるのか、通じる英語表現とはどのようなものなのかを学んでいきたい。
授業の目標
1. 私たちが自覚しないまま犯してしまう代表的な英語の文法上、語彙・語法上、及び発音上の誤りを知ることができる。
2. 正しい用法を学び、矯正・改善を図ることができる。
3. 英語らしい表現を習得し、用いることができる。
授業計画
 第1週目 自己紹介、授業の進め方、授業の概要説明
 第2週目 未来を表す時制「飛行機の翼が折れたら....」
 第3週目 現在形の用法  ”Today I smoke” だって!?”
      代名詞one, we, they, you「一般人称のいろいろ」
 第4週目  冠詞は手に負えない?    
 第5週目 現在完了形 「時の過ぎ行くままに」
 第6週目 現在完了進行形と過去完了形 「使い分けのこつを探る」
 第7週目 used toとwould 「過去のことはわからないけれど...」
      「依頼」するのに丁寧すぎるっていうことはないでしょ?
 第8週目 失礼にならないようにね「許可」も「依頼」も      第9週目 実現可能な「可能」表現
第10週目 mustの憂鬱
第11週目 確かにねsurely
      failで「必ず」しくじるな!
第12週目 know 「あなたは徳川家康を知っていますか?」
      haveとmake、haveとget 「立場をわきまえなさい」
第13週目 keepの果てしない持続
      suppose 「推測と義務の間で」
第14週目 英語発音のコツ(1)「同じじゃだめというけれど、区別する
      のは難しい」
第15週目 英語発音のコツ(2)「せっかく近くにいるんだし、できれば
      隣とくっつきたい」
      レポート課題説明

 
教科書及び教材
T.D. ミントン著『ここがおかしい日本人の英文法』を輪読用のテキストに使用する。
T.D. ミントン 『ここがおかしい日本人の英語』研究社
        定価(本体のみ)¥1,500
参考書
マーク・ピーターセン著『日本人の英語』岩波新書(図書館に所蔵あり)(橋本)
山田恒夫・足立隆弘・ATR人間情報所『英語リスニング科学的上達法』
講談社ブルーバックス(図書館に所蔵あり)(島田)
成績評価方法
60点以上を合格とする。その成績は、レポート60%、発表40%の割合で評価する。不合格者には、再度テーマを与えてレポートを課し、60点以上を合格とする。
履修条件等
原則として、欠席は、履修登録締切り後、2回までしか認めない。
教官からのメッセージ
テキストを輪読しながら、内容についてディスカッションする予定である。(橋本)
英語の発音のうち、聞き誤り易いものと発音しにくいものを取り上げて、その習得をめざす。(島田)
その他