授業のねらい |
1.人類の歴史や人々の暮らしに影響を与えた病、すなわち感染症に対す る基礎知識を修得する。 2.現代医療を取り巻く諸問題につての理解を深める。 |
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授業の目標 |
1.医学の歴史の概略を理解する。 2.日本の医療制度の概略を理解する。 3.生命科学の英語論文に親しむ。 |
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授業計画 |
百年前の人類の死亡原因は大部分が結核や天然痘などの感染症であった。癌などの悪性腫瘍が人類の脅威となったのは、感染症をある程度克服し、平均寿命がのびてきたごく最近のことである。また、長寿に伴い、闘病期間も長くなるにつれて、医療のサービスとしての側面が強調され始めているのが現代である。 以上の基本的な認識のもとに、講義と英文講読を進める。 3、4回の講義の区切りごとに簡単な試験またはレポートを予定している。 |
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教科書及び教材 |
教科書は特に指定しない。適宜、必要な資料は配布する。 |
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参考書 |
1.結核という文化ー病の比較文化史、福田真人著、2001年、中公新書 2.ペスト、村上陽一郎著、岩波新書 3.旅と病の三千年史、濱田篤郎著、2002年、文芸春秋 4.医学の歴史、梶田昭著、2003年、講談社学術文庫 5.白い巨塔、山崎豊子著、新潮文庫 6.日本の医療、池上直己著、1996年、中公新書 7.医療問題、池上直己著、1998年、日経文庫 8.水俣学講義、原田正純編著、2004年、日本評論社 |
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成績評価方法 |
3回の試験またはレポートを総合的に評価する。(試験の日程、レポートの締め切りなどは講義時間中に知らせる。特に掲示する予定はないので、講義を欠席した場合は講師に確認するなり、友人に確認するなりして下さい。)評価は甘すぎず、厳しすぎず、と考えています。 |
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履修条件等 |
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教官からのメッセージ |
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その他 |
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