科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 共通科目
授業科目名
国際関係論特論
Subject Name
Advanced International Relations
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
全専攻 1年
開講時期
後期
授業方法
講義形式:Power Pointを使ったプレゼ形式で、写真等ヴィジュアルな教材を多用する。
担当教官
酒井 哲也(SAKAI, Tetsuya)(国際交流室教授)
教官室番号
N-203
連絡先(Tel)
0143-46-5881
連絡先(E-Mail)
sakait@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 現在日本は産業のグローバル化自体は順調に推移しているが、外交上は多くの問題を抱えている。例えば教科書問題,靖国参拝問題等に関しては、日韓の了解を得られぬどころか、外交カードとして使われ、窮地に経たされている。
 前半は、産業のグローバル化に関して、自動車,航空機を中心に学び、社会に巣立つ前に日本の強みを理解する。
 後半は、混迷する日本の外交問題を取り上げ、この難関を如何に切り抜け、良好な国際関係を築いて行けるか、正解なき難問に取り組み共に考える。
授業の目標
1 日本の強みの理解
2 正解なき難問への挑戦
3 異文化理解と交流促進
授業計画
(第1週) 自動車産業1:ドイツ車と日本車の性能比較
(第2週) 自動車産業2:アメリカで日本車が受けるわけ
(第3週) 自動車産業3:開発途上国での日本車の関わり
      〔第1回レポート〕 

(第4週) 航空機産業1:第二次大戦中/戦後の名機
(第5週) 航空機産業2:日欧米合作機”ボーイング777”の登場
(第6週) 航空機産業3:欧米の開発競争における日本の関わり(エアバス超大型A380機 vs. ボーイング中型787機)
     〔第2回レポート〕  

(第7週) 歴史教科諸問題1:日本vs.韓国
(第8週) 歴史教科諸問題2:日本vs.中国
(第9週) 歴史教科諸問題3:まとめ
     〔第3回レポート〕 

(第10週) EU拡大と主導権争い
(第11週) ASEANの拡大と主導権争い
(第12週) 日本の国連受任理事国入り問題
     〔第4回レポート〕 

(第13週) 今後の日本外交
(第14週) 纏め
(第15週) テスト
教科書及び教材
前半:なし 講義資料は基本的に配布しない。但し、授業直後にWEBに掲載し、自由に復習可能な状態にする。
第7〜9週:鳥海 靖著「日・中・韓・露 歴史教科書はこんなに違う」扶桑社¥1,600
参考書
レポートに作成時に参考となる資料は、必要に応じて配布する。
成績評価方法
 60点以上を合格とする。その成績は,定期試験60%,レポート40%の割合で評価する。レポートに関しては、基本的に3回目の講義が終わった毎に授業中に課し、約30分で自分自身の考えを纏め提出する。レポートは、質問の要点を外さず、背景を理解した上で、自分の考えを明示できているものを、高く評価する。(考え方の違いは問わない。)
履修条件等
特になし
教官からのメッセージ
めまぐるしく変化する国際問題を共に学ぼう。
その他
なし