授業のねらい |
ことばとは何か? 文化とは何か? この問題を考えるとき、両者の密接な関係を痛感する。ことばは文化という概念の主要な一部をなすものである。このことを考慮しつつ、「ことばと社会」あるいは「社会とことば」を、主として「日本語と英語」との比較において考察することを試みる。(寺田) ケルト民族の思想の一つと思われる「異界」について勉強することをねらいとしたい。(安藤)
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授業の目標 |
ことばへの感性を磨こう。(寺田) 異界とは通常私たちの日常の向こう側、つまり時間と空間の彼方にある世界であると考えられる。この異界は、例えば、現在アイルランドの秋のお祭りを通して人々の心に蘇る恐怖を伴うが、なぜか懐かしい世界である。講義では、神話等を解説しながら異界の特徴を説明し、さらにキリスト教が入ることでそれはどのように変化していったか等を考えてみたい。 (安藤)
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授業計画 |
第一週 プウル王とアロウン王の話 第二週 ヨツキー王の妻エーデイーン 第三週 サイグ・ル・ケレとカテル婆さん 第四週 プランの航海 第五週 メルドウーンの冒険 第六週 聖ブレンダンの航海 第七週 まとめ (多少内容に変更がある場合もある。 以上安藤担当分) 第八週 講義の概要説明 第九週〜第十一週 ことばの構造・文化の構造 第十二週〜第十四週 人を表すことば 第十五週 まとめと受講学生の課題発表 (以上寺田担当分)
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教科書及び教材 |
Takao Suzuki:Words in Culture (講談社)(寺田) |
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参考書 |
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成績評価方法 |
レポート(安藤) 出席状況及び課題発表成績(寺田) |
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履修条件等 |
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教官からのメッセージ |
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その他 |
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