科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目名
応用化学特別講義
Subject Name
Special Lecture on Applied Chemistry
単位数
1
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
応用化学専攻 1年
開講時期
前期
授業方法
講義
担当教員
原口謙策(Haraguchi Kensaku、非常勤講師)
教員室番号
H214(杉岡正敏)
連絡先(Tel)
授業後に相談下さい。(教育システム委員または学科長)
連絡先(E-Mail)


シラバス

授業のねらい
主題は物質の認識と分離の化学である。特に二相間の物質分配平衡を原理とする認識、分離法の微量金属の分析、レアメタルの湿式精錬、水処理技術等への適用例を中心に紹介し、化学的な物質の認識、分離技術の理解が重要であることを示す。
授業の目標
1.物質の認識と分離技術の発展について理解する。
2.二相間の物質分配現象、及びその応用について理解する。
3.物質の化学的認識と分離技術の重要性を認識する。
授業計画
講義は5日(1日3講義分)に分けて集中的に行う。スライドショーあるいはOHP、および板書による。
1日目:分析化学への導入、物質の認識と分離技術の発展
2日目:液〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用
3日目:固〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用
4日目:多成分同時分析(ICP-AES、ICP-MS など)
5日目:最近のトピックス(ファイトレメディエーション、匂いと味など)
教科書及び教材
特になし。必要に応じ、参考資料のプリントを配布する。
参考書
日本分析化学会北海道支部編「分析化学反応の基礎」(培風館)。日本分析化学会北海道支部編「膜と界面」(学会出版センター)。化学工学会編「高度分離の新しい展開」(さんえい出版)。C.Vandecasteele & C.B.Block 著(原口紘き他訳)「微量元素分析の実際」(丸善)など。
成績評価方法
授業中の態度(20%)とレポートまたはテスト(80%)で評価する。
履修条件等
特になし。
教員からのメッセージ
新素材、生命現象から地球環境、宇宙の科学まで「事物」を分子レベルで解明しようとするとき、いつも物質の認識・識別、および分離・精製技術の問題が関わって来ます。そのような問題に直面したとき、どんな戦略で問題を解決するか決定するには、基礎的な化学反応、分離手法の理解が大切です。
その他