授業のねらい |
主題は物質の認識と分離の化学である。特に二相間の物質分配平衡を原理とする認識、分離法の微量金属の分析、レアメタルの湿式精錬、水処理技術等への適用例を中心に紹介し、化学的な物質の認識、分離技術の理解が重要であることを示す。 |
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授業の目標 |
1.物質の認識と分離技術の発展について理解する。 2.二相間の物質分配現象、及びその応用について理解する。 3.物質の化学的認識と分離技術の重要性を認識する。 |
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授業計画 |
講義は5日(1日3講義分)に分けて集中的に行う。スライドショーあるいはOHP、および板書による。 1日目:分析化学への導入、物質の認識と分離技術の発展 2日目:液〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用 3日目:固〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用 4日目:多成分同時分析(ICP-AES、ICP-MS など) 5日目:最近のトピックス(ファイトレメディエーション、匂いと味など)
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教科書及び教材 |
特になし。必要に応じ、参考資料のプリントを配布する。 |
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参考書 |
日本分析化学会北海道支部編「分析化学反応の基礎」(培風館)。日本分析化学会北海道支部編「膜と界面」(学会出版センター)。化学工学会編「高度分離の新しい展開」(さんえい出版)。C.Vandecasteele & C.B.Block 著(原口紘き他訳)「微量元素分析の実際」(丸善)など。 |
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成績評価方法 |
授業中の態度(20%)とレポートまたはテスト(80%)で評価する。 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
新素材、生命現象から地球環境、宇宙の科学まで「事物」を分子レベルで解明しようとするとき、いつも物質の認識・識別、および分離・精製技術の問題が関わって来ます。そのような問題に直面したとき、どんな戦略で問題を解決するか決定するには、基礎的な化学反応、分離手法の理解が大切です。 |
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その他 |
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