科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目名
固体物性学
Subject Name
Solid State Physics
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
材料物性工学専攻 1年
開講時期
後期
授業方法
講義もしくは輪講
担当教員
石垣 徹 (ISHIGAKI, Toru)(材料物性工学専攻・物理工学講座)
教員室番号
K212
連絡先(Tel)
0143-46-5615
連絡先(E-Mail)
ishigaki@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
固体物性論の基本となる、結晶構造および結晶物理学の基礎知識を概説し、
Intemational Tablesを活用出来るようになることを、講義の目的とする。
さらに、High-Tc酸化物超伝導体の結晶構造についての解説もおこなう。
授業の目標
対称操作を理解する。
結晶の対象性を理解する。
空間群の示す、対象性を理解できるようにする。 
授業計画
・対称操作
 対称操作の基本となる回転を中心とした点対称操作、らせん操作などのその他の対称操作についても解説する。
・結晶の対称性
 点対称操作の理解に基づき、これを結晶構造に適応した、7結晶系、14ブラベー格子、32結晶点群について各々説明を行う。
・空間群
 対称操作にその他の対称操作を加えることによって得られる、230個の空間群について説明するとともに、
いくつかの空間群について詳しく解説する。
・酸化物超伝導体の結晶構造
 空間群の理解に基づいて、酸化物超伝導体の結晶構造についての解説を行う。
授業は、講義形式および輪講形式でおこなう。 
教科書及び教材
プリントは授業中、適宜配布する。
参考書
参考書:(1)Bums&Glazer:Space Groups for Solid State Scientists:Academic Press
    (2)バーンズ「結晶としての固体」東海大学出版 
成績評価方法
出席、レポート等を総合して評価する。
履修条件等
なし
教員からのメッセージ
なし
その他
なし