授業のねらい |
材料の結晶構造の分類法や解析法について修得し,拡散現象や析出・相変 態について考察するとともに,材料の強度や力学特性を支配する因子につ いて修得する.
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授業の目標 |
1.結晶構造の分類法および構造解析法を理解し,実際に研究で役立てる ことができる. 2.拡散現象・析出現象に関する基本的や用語を理解し,使用することが できる. 3.転位の挙動と材料強度との関係を理解し,材料の強化機構について 考察できる.
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授業計画 |
(斎藤担当) 1.結晶構造の分類法1:Structure Bericht の分類,Pearson の分類 2.結晶構造の分類法2:空間群による分類 3.結晶構造の解析法:X線回折強度,原子位置,結晶構造因子 4.拡散現象の概説1:拡散方程式,アレニウスの式 5.拡散現象の概説2:自己拡散,相互拡散,不純物拡散,反応拡散 6.拡散現象の応用:熱処理,相変態,析出現象 7.拡散方程式の解法:半無限系の拡散,平板中の拡散
(幸野担当) 1.転位の基本的性質1:種類、幾何学、バーガースベクトル、 転位ベクトル 2.転位の基本的性質2:歪み場、弾性歪みエネルギー、 ピーチケーラー式、相互作用、運動 3.結晶構造と転位の性質:パイエルス力、拡張と半転位、積層欠陥、 フランクの不動転位、溶質原子相互作用 4.降伏の転位論:フランクリード源、交差すべり、多結晶の降伏、 ホールペッチ関係 5.加工硬化の転位論:テイラー理論、ゼーガー理論、 加工硬化のステージ、転位組織 6.合金の強度と転位:オロワン機構、固溶硬化、固溶軟化 7.高温変形:拡散クリープ機構、転位クリープ機構
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教科書及び教材 |
(斎藤担当分) 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する. |
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参考書 |
(斎藤担当分) ・J.Crank,「TheMathematicsofDiffusion」,ClarendonPress, [附属図書館蔵] ・P.ギラルダンク著,平野・岡田訳「技術者の拡散入門」共立出版
(幸野担当分) ・加藤雅治著,「入門転位論」,裳華房,[附属図書館蔵] ・木村宏著,「材料強度の考え方」,アグネ技術センター,[附属図書館蔵]
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成績評価方法 |
成績評価: 幸野・斎藤の各分担分をそれぞれ50点とし,それらを合計して 100点満点として評価する.
幸野担当:授業毎の小レポートおよび総合レポートにより評価する. 斎藤担当:試験およびレポートの点数により評価する.
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
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その他 |
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