授業のねらい |
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授業の目標 |
熱力学を相平衡、化学反応の分野に限定して材料の創製プロセスに応用した学問を化学熱力学(Chemical Thermodynamics)と言い、それを駆使すれば、材料に生ずる物理的・化学的変化について論理的に洞察することができる。 本講義では、化学熱力学に基づく平衡論と速度論の立場から、高温で物質・材料を創製する場合に重要とされ、また有用とされる化学熱力学の基本概念とそれを応用した材料の創製プロセスを講述し、学生諸君のもの作り教育に寄与することを目的する。 |
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授業計画 |
第1週から第4週までは主に「熱力学の化学平衡論(エリンガム図の作成法と電位ーpH図の作成法」について講述し、第4週から第10週までは「拡散過程を含めた化学反応の基礎」について紹介し、第11週から第15週では材料を実際に創製する立場から「乾式・湿式法による材料の高温製造プロセス」について講義する。 主な講義内容は下記の通りである。 O材料創製の自由エネルギー変化の意味と作成法 O材料の熱力学的性質と物理的性質の関係 O結晶化反応と相転移反応 O拡散過程と拡散律速反応 O固体間反応、固相ー液相反応 O無機固体の合成 O特殊金属の創製 |
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教科書及び教材 |
テキストは使用しないが、Y.K.Rao著:Stoichmetry and Thermodynamics of Metallurgical Process (Cambride University Press)のプリントおよび他のプリントを配布して行う。 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
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その他 |
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