授業のねらい |
固体電子論の基礎が量子論、統計力学、結晶学、化学結合論等とどのように関連し学問体系が構築されているか理解すること。
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授業の目標 |
(1)フェルミ−ディラック統計とボーズ−アインシュタイン統計の原理および固体電子論への基礎的応用 (2)周期ポテンシャル中の1電子状態およびエネルギーバンド理論の理解 (3)固体中の電子の動力学および強相関電子系の話題への理解
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授業計画 |
前半(永田) ○ ボルツマン分布の復習 ○ スピンと統計:フェルミオンとボソン ○ フェルミの分布関数 ○ フェルミの分布関数の性質 ○ フェルミの分布関数の応用と固体電子論の基礎 ○ ボーズ-アインシュタイン凝縮 後半(村山) ○ 自由電子気体 ○ 電気伝導率とオームの法則 ○ 周期ポテンシャル中の1電子状態 ○ エネルギーバンドとエネルギーギャップ ○ 固体中の電子の動力学 ○ 強相関電子系の話題
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教科書及び教材 |
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参考書 |
(1) 金持 徹 編著 「固体電子論」 裳華房、 定価2678円 (1995) (2) Charles Kittel著 「固体物理学入門上」第7版 丸善 定価3570円 (1998)
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成績評価方法 |
課題に対するレポートおよび受講状況を総合して行う。 |
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履修条件等 |
結晶構造学、量子論および統計熱力学の基礎を習得していることが望ましい。 |
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教員からのメッセージ |
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その他 |
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