科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目名
データ解析法
Subject Name
Data Analysis
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
材料物性工学専攻 1年
開講時期
前期
授業方法
講義および演習
担当教員
児玉淳一
清水一道
教員室番号
K302(児玉)
K613(清水)
連絡先(Tel)
0143-46-5657(児玉)
0143-46-5651(清水)
連絡先(E-Mail)
kodama@mmm.muroran-it.ac.jp (児玉)
shimizu@mmm.muroran-it.ac.jp(清水)


シラバス

授業のねらい
実験等により得られたデータは,通常ばらつきを有するため,データの特徴や傾向を適切に把握するためには統計学に基づいたデータ解析が不可欠となる。本講義では,まず,統計学と確率論の基本事項について概説した上,統計データの性質を表現する方法について述べる。次に,材料や製品の品質管理の問題で有用である統計的な推定と検定,データと因子の相互関係を分析・表現する相関分析と回帰分析について講義する。

授業の目標
(1)統計データの性質を定量的に表現できるようになる。
(2)標本(統計データ)から母集団の性質を推定できるようになる。
(3)2組の統計データ間の有意差を検定できるようになる。
(4)相関係数を計算し,データと変量との相互関係を評価できるようになる。
(5)最小2乗法に基づき,データの回帰曲線を求めることができるよ うになる。
授業計画
第 1週 授業の概要と成績評価方法の説明
第 2週  統計と確率(1)統計データの性質の表し方
第 3週  統計と確率(2)確率密度関数と確率分布関数
第 4週  統計と確率(3)工学的に重要な確率分布
第 5週  演 習
第 6週  推定(1)標本分布
第 7週  推定(2)母数の推定
第 8週  推定(3)区間推定
第 9週  演 習
第10週  検定(1)平均値と分散の検定
第11週  検定(2)分布の適合度の検定
第12週  演 習
第13週  相関と回帰(1) 相関分析
第14週  相関と回帰(2) 回帰分析
第15週  演 習
教科書及び教材
講義中にプリントを配布する
参考書
村上征勝・田村義保編:「パソコンによるデータ解析」,朝倉書店
杉山高一・牛沢賢二著:「パソコンによる統計解析」,朝倉書店
柴田文明著:「確率・統計」,岩波書店
涌井良幸・涌井貞美著:「Excellで学ぶ統計解析」,ナツメ社
成績評価方法
7割以上出席すること。
成績はレポートで評価する。
履修条件等
特に無し

 
教員からのメッセージ
根気強く頑張って下さい。
その他