科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目名
パターン認識論
Subject Name
Pattern Recognition Theory
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
情報工学専攻 1年
開講時期
後期
授業方法
講義と演習
担当教員
前田 純治(MAEDA, Junji)(情報工学専攻・コンピュータ知能学講座(Computational Intelligence 講座))
教員室番号
V-602
連絡先(Tel)
0143-46-5413 
連絡先(E-Mail)
junji@csse.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 この授業では、パターン認識のなかでも視覚パターンを対象とする画像パターン認識に着目し、その基礎となる原理および応用的手法について講述する。

 コンピュータによって画像パターンの処理と認識を実現する一般的に定められた方式は存在せず、画像パターン認識はさまざまな手法が試みられている発展途上の分野である。

 授業では先ず,コンピュータによって画像パターンの処理と認識を実現する原理と手法を学ぶ。その後,演習形式に切り替えて,UNIX上でX-Window (Xlib) による図形・画像処理アルゴリズムの開発と、画像処理アプリケーションを実行するGUIプログラムをGTK+を用いて開発するという実践的なソフトウェア開発の演習を行う。
授業の目標
1.画像パターンの処理と認識について理解を深める。
2.UNIX上でC言語を用いて図形・画像処理を実行するアルゴリズムを開発する。
3.UNIX上で画像処理アプリケーションを実行するGUIプログラムをオープンソースであるGTK+を用いて開発する。
4.使いやすいアプリケーションプログラムを構築する上でGUIが果たす役割の重要性を、画像処理アプリの開発という具体例を通して実践的に学ぶ。
授業計画
 1週目:画像解析の基礎
 2週目:画像パターンの処理と認識
 3週目:X-WindowとXlibについて解説
 4週目:演習1:X-Window (Xlib) による図形処理アルゴリズム開発
 5週目:演習1に対してLatexによるレポート提出、解説
 6週目:演習2:X-Window (Xlib) による画像処理アルゴリズム開発
 7週目:演習2に対してLatexによるレポート提出、解説
 8週目:GTK+について解説
 9週目:演習3:画像処理アプリを実行するGUIプログラムをGTK+により開発
10週目:演習3に対して途中経過をLatexによるレポート提出、解説
11週目:演習3:画像処理アプリを実行するGUIプログラムをGTK+により開発
12週目:演習3:画像処理アプリを実行するGUIプログラムをGTK+により開発
13週目:GTK+により開発したGUIプログラムをMakefile付きで提出
14週目:演習3に対して最終結果をLatexによるレポート提出、解説
15週目:画像処理アプリを実行するGUIプログラムの評価
教科書及び教材
必要な資料を配布して、授業時間中に解説する。
参考書
藤岡弘、中前幸治共著「画像処理の基礎」昭晃堂 定価(2900円+税)
安居院猛、長尾智晴共著「画像の処理と認識」昭晃堂 定価(3500円+税)
白井良明、谷内田正彦共著「パターン情報処理」オーム社 定価(3300円+税)
井門俊司著「XーWindow 実用グラフィックス入門」日刊工業新聞社、定価(2700円+税)
田中ひろゆき著「GTK+入門:基礎からはじめるXプログラミング第2版」ソフトバンク、定価(2600円+税)
鈴木哲哉著「GTK+とGladeで作るLinuxプログラミング超入門」すばる舎、定価(2400円+税)
成績評価方法
 レポートの結果により成績をつける。提出期限までにレポートの提出が無いものは成績評価の対象とせず不合格とする。不合格の場合は再履修するものとする。
履修条件等
 本授業ではUNIX上でC言語、Xlib、GTK+によるソフトウェア開発を伴うが、授業時間内にプログラム開発そのものの解説・演習は行わない。

 従って、UNIX上でのソフトウェア開発の基本的な知識(gccやmakeの使用等)に習熟していること、また、オープンソースであるGTK+のインストール等を自分で実行できることを履修条件とする。
教員からのメッセージ
 UNIX上で画像処理アプリケーションを実行するGUIプログラムをGTK+を用いて開発するという極めて実践的なソフトウェア開発を通して、画像パターンの処理と認識に関する理解を深めてもらうと同時に、各自がGUIプログラムを自分の作品とみなして使い勝手を考えながら作製することによりGUIの重要性を認識してもらいたい。
その他