授業のねらい |
我々の日常生活にとけ込みつつあるリモートセンシングの基礎となる計測理論、原理、データ取得、分析システム等を学習し、最新の運用システムや近年の様々な分野での利用、応用形態を広く理解するのが、本授業の目的である。 |
|
授業の目標 |
1. リモートセンシングに関する基礎理論、計測原理等を論述できるようになる。 2. リモートセンシングデータの簡単な解析と、解釈ができるようになる。 3. 学習したリモートセンシングの知識を活用して、関連した文献を理解できるようになる。 |
|
授業計画 |
1. リモートセンシングの概要(歴史的背景、人工衛星の分類、人工衛星軌道) 2. 放射・反射の基礎理論(黒体放射、放射伝達の基礎、散乱、レーダ方程式) 3. センサと計測原理(マイクロ波放射計、マイクロ波散乱計、マイクロ波高度計、実開口レーダと合成開口レーダ) 4. データと処理システム(衛星データの受信と補正、ジオメトリックおよびラジオメトリック補正) 5. 画像データ処理(データの入手、画質改善と強調、多次元解析) 6. 画像解析と分類(カテゴリ分類手法、高速分類アルゴリズム) 7. 応用(農林業、水産業、土木建築分野、資源・防災・環境分野) 8. 文献購読 |
|
教科書及び教材 |
|
参考書 |
1. 土屋 清著 「リモートセンシング概論」朝倉書店 2. 星 仰著 「リモートセンシング工学の基礎」森北出版 3. Spaceborne Radar Remote Sensing:Application and Techniques, C.Elachi, IEEE Press 4.清水邦夫著 「地球環境データ−衛星リモートセンシング」共立出版 5.新井康平著 「地球観測衛星データの利用方法」森北出版 6.新井康平著 「独習リモートセンシング」森北出版 7. その他 センサとしての放射計、散乱計、高度計、レーダおよび画像処理に関する広い基礎知識が必要とされるため、これらの関連図書も参考文献となる。講義の中で紹介する。 |
|
成績評価方法 |
|
履修条件等 |
|
教員からのメッセージ |
基礎理論の一部は、コンピュータ・グラフィックスの基礎でもある。積極的に授業に参加して、知識を自分のものにして欲しい。 |
|
その他 |
|