科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目名
リモートセンシング
Subject Name
Remote Sensing
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
情報工学専攻 1年
開講時期
前期
授業方法
講義
担当教員
板倉 賢一(ITAKURA, Ken-ichi) (情報工学専攻・ヒューマン情報学講座(Human Informatics 講座)
教員室番号
V-510
連絡先(Tel)
電話 0143−46−5424
連絡先(E-Mail)
itakura@csse.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 我々の日常生活にとけ込みつつあるリモートセンシングの基礎となる計測理論、原理、データ取得、分析システム等を学習し、最新の運用システムや近年の様々な分野での利用、応用形態を広く理解するのが、本授業の目的である。 
授業の目標
1. リモートセンシングに関する基礎理論、計測原理等を論述できるようになる。 
2. リモートセンシングデータの簡単な解析と、解釈ができるようになる。 
3. 学習したリモートセンシングの知識を活用して、関連した文献を理解できるようになる。
授業計画
1. リモートセンシングの概要(歴史的背景、人工衛星の分類、人工衛星軌道)   
2. 放射・反射の基礎理論(黒体放射、放射伝達の基礎、散乱、レーダ方程式)   
3. センサと計測原理(マイクロ波放射計、マイクロ波散乱計、マイクロ波高度計、実開口レーダと合成開口レーダ)   
4. データと処理システム(衛星データの受信と補正、ジオメトリックおよびラジオメトリック補正)   
5. 画像データ処理(データの入手、画質改善と強調、多次元解析)   
6. 画像解析と分類(カテゴリ分類手法、高速分類アルゴリズム)   
7. 応用(農林業、水産業、土木建築分野、資源・防災・環境分野)   
8. 文献購読
教科書及び教材
授業中に資料を配布する。 
参考書
1. 土屋 清著 「リモートセンシング概論」朝倉書店   
2. 星  仰著 「リモートセンシング工学の基礎」森北出版   
3. Spaceborne Radar Remote Sensing:Application and Techniques, C.Elachi, IEEE Press   
4.清水邦夫著 「地球環境データ−衛星リモートセンシング」共立出版
5.新井康平著 「地球観測衛星データの利用方法」森北出版
6.新井康平著 「独習リモートセンシング」森北出版
7. その他
センサとしての放射計、散乱計、高度計、レーダおよび画像処理に関する広い基礎知識が必要とされるため、これらの関連図書も参考文献となる。講義の中で紹介する。
成績評価方法
授業中の課題、レポート等を総合して評価する。 
履修条件等
特になし。 
教員からのメッセージ
基礎理論の一部は、コンピュータ・グラフィックスの基礎でもある。積極的に授業に参加して、知識を自分のものにして欲しい。 
その他
特になし。