| 授業のねらい | | 学部における授業「流体力学II」と「空気力学」では、圧縮性流れと翼理論の入門と基礎について学習した。本授業では、さらに進んだ圧縮性流体力学について学習する。すなわち、学部の授業では触れなかった空力騒音に関連する波動問題、次世代の航空宇宙機に関連する超音速空気力学などについて学習する。 | 
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| 授業の目標 | | 1.流れの問題において、圧縮性の影響を考慮しなければならない場合が予測できること。 2.1次元の波動方程式が導出でき、式の物理的意味が理解できること。
 3.微小振幅波(音波)の性質が理解でき、音波の伝播速度や強さが見積もれること。
 4.1次元波動の応用として、衝撃波管の原理が理解でき、衝撃波と衝撃波管の応用が考えられること。
 5.2次元超音速流れの性質が理解でき、その応用として、超音速風洞の原理、超音速航空機まわりの空力特性が理解できること。
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| 授業計画 | | 1.圧縮性流れの基礎(第1週) 2.1次元の波動(第2週)
 3.1次元波動の応用(第3週)
 4.2次元超音速流れ(第4週)
 5.次世代型航空宇宙機と超・極超音速空気力学(第5週)
 6.超音速インテークの空気力学(第6週)
 7.超音速空気力学のトピックス(第7週)
 8.まとめ(第8週)
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| 教科書及び教材 | | 松尾一泰著「圧縮性流体力学〜内部流れの理論と解析〜」理工学社(1994年) | 
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| 参考書 | | 杉山 弘・遠藤 剛・新井隆景著「流体力学」森北出版(1995年) 相原康彦・森下悦生著「応用空気力学〜次世代航空機をめざして〜」東京大学出版会
 J.A.Owcrarek,Fundamentals of Gas Dynamics,International Textbook Company(1968 )
 W.H.Heiser and D.T.Pratt, Hypersonic Airbreathing Propulsion, AIAA Education Series,1994.
 J.Seddon and E.L.Goldsmith, Intake Aerodynamics,AIAA Education Series, 1985.
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| 成績評価方法 | | 試験(70%)とレポート(30%)で評価する。100点満点中、60点以上を合格とする。 | 
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| 履修条件等 | | 流体力学I、II、空気力学を履修していることが、望ましい。 | 
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| 教員からのメッセージ |  | 
| その他 |  |