授業のねらい |
機体の姿勢安定を定量的に予測する手法を学び、定量的な飛行機設計の指針を修得します。 亜音速飛行機の姿勢安定性は、定量的には「空力微係数(安定微係数)」によって評価されます。飛行機が発明されて以降100年間に、いろいろな形状の飛行機の空力微係数が調べられ、DATCOMというデータベースソフトウエアとして集積され、公表されています。そこでこの授業では、このDATCOMの使い方を学び、ケーススタディとして標準的な形状の飛行機の姿勢安定性を評価します。さらに、各自の独創による斬新な機体形状について姿勢安定性の概略を予測できるよう検討を加えます。 |
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授業の目標 |
1)標準的な形状の亜音速飛行機の姿勢安定性を予測できるようになる。 2)各自の独創による斬新な機体形状について、亜音速飛行の姿勢安定性の概略を予測できるようになる。 |
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授業計画 |
1)DATCOMの使い方(2回) 2)標準形状の亜音速飛行機の姿勢安定性の予測の演習(1回) 3)各自の独創による斬新な機体形状の設定(1回) 4)斬新な形状の機体の姿勢安定性の予測と、ペーパークラフト模型を用いた実証(3回) |
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教科書及び教材 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
「航空機力学特論」と連携させて、亜音速飛行機の空力設計と空力安定性予測のレポートを提出してもらい、100点満点中60点以上の諸君を合格とします。 不合格者にはレポートの再提出を求めます。 |
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履修条件等 |
「航空機力学特論」を履修することを強く求む。
学部機械システム工学科の「流体力学1」、「流体力学2」、「機械力学」、および「飛行力学」と同等程度の予備知識があることが望ましい。 |
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教官からのメッセージ |
学部機械システム工学科の授業でラジコン模型飛行機を設計・製作し、試験飛行させていますが、授業時間等の制約ゆえに、機体の姿勢安定の予測・評価は大雑把かつ経験的に取り扱わざるを得ず、皆さんは安定に飛ばすことに大変苦労したことと思います。そこでこの授業では、機体の姿勢安定を定量的に予測する手法を学び、定量的な飛行機設計の指針を修得します。 飛行機に興味を持っている諸君は、この「姿勢安定性の定量的予測手法」を、是非とも学んでください。 |
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その他 |
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