授業のねらい |
学部の関連科目「機構学」では,個別の機械要素の運動学的側面からの内容をできるだけ普遍化して説明することに重点をおいていた.本特論では,システムの中で機械要素を機能させるうえでの「物と物をつなぐ」という技術の重要性に的を絞り,力学的側面を重視して,諸現象のメカニズムを理論的に解明する.
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授業の目標 |
(1)工学における締結技術の重要性を理解する. (2)種々の締結方法とねじ締結の比較,それぞれの特徴を把握する. (3)ねじ締結体の設計におけるポイントを理解する. (4)ねじ締結における問題を例にして,問題解決のアプローチの方 法を学ぶ. |
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授業計画 |
I.基礎編 (1)締結技術の歴史的考察 (2)溶接,リベット,接着 (3)ねじ締結
II.応用編 2.1 事例研究(その1)ねじの締付力の管理 (1)摩擦のメカニズム (2)摩擦特性の統計的性質 (3)締付力を管理する統計的な方法 2.2 事例研究(その2)リラクゼーションの予測 (1)粘弾性の基礎理論 (2)対応原理 (3)粘弾性解の誘導
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教科書及び教材 |
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参考書 |
山本晃:ねじ締結の理論と計算,養賢堂 J.H.Bickford:An Introduction to the Design and Behavior of Bolted Joint,Marcel Dekker W,Flugge:Viscoelasticity,Springer Verlag 曾田範宗:摩擦と潤滑,岩波全書 |
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成績評価方法 |
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履修条件等 |
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教官からのメッセージ |
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その他 |
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