科目概要

対象年度
2005
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目名
施設設計学特論
Subject Name
Advanced Architectural Design
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
建設システム工学専攻 1年
開講時期
後期
授業方法
ゼミ形式および演習形式
担当教官
山田 深(建設システム工学科・生活空間工学講座)
教官室番号
Y603
連絡先(Tel)
0143-46-5260
連絡先(E-Mail)
shinyam@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
自らの居住空間において、現在必要と思われる家具をデザインし、実際に作品として制作する。
家具をデザイン・制作することには、建築のデザインプロセスへと通じる様々な事柄が凝縮されている。空間性・機能性やスケールのみならず、既製品や予算に対する理解や、施工方法・納まり等をも含めてトータルにデザインすることが必要であり、さらにそれらを的確に図面化することも求められるだろう。
この授業では、家具のデザインを通して、建築の複合的なデザイン過程の一端に触れると同時に、実際に制作することで自らのデザインを検証することとする。
授業の目標
・家具を通して、空間性・機能性やスケールのみならず、既製品や予算に対する理解や、施工方法・納まり等をも含めてトータルにデザインする
・家具のデザインを通して、建築の複合的なデザイン過程の一端に触れると同時に、実際に制作することで自らのデザインを検証する
授業計画
基本的に設計課題と同様ではあるが、各自の提案については、ゼミ形式で発表・検討を行うものとする。最初は大まかなイメージから入るが、回を追うごとに以下のような細かい検討が必要となる。

01:自らの居住空間において望ましい家具の提案。テーブル、椅子、照明器具、本棚、ラック、犬小屋など何でもよい。
居住空間内でのその機能、スケール等のスケッチ。デザインの検討。
02:家具の具体的な成り立ち方の理解。部材の構成と納まり等。
03:既製品(材料、金物、塗料等)の理解と利用の仕方。カタログの請求と読み方。
04:予算と見積り。
05:構造、耐久性、安全性など。
06:施工方法・手順と納まり。
07:素材、色、スケール、仕上げ等の検討。
08:図面化。施工図、詳細図。
09:試作と全体的な再検討。
10:制作
11:作品講評
教科書及び教材
特に指定しないが、必要に応じて授業の中で参考となるものを取り上げる。
参考書
成績評価方法
発表および討論の内容、および提出作品によって評価する。
履修条件等
特になし。
教官からのメッセージ
その他