授業のねらい |
自らの居住空間において、現在必要と思われる家具をデザインし、実際に作品として制作する。 家具をデザイン・制作することには、建築のデザインプロセスへと通じる様々な事柄が凝縮されている。空間性・機能性やスケールのみならず、既製品や予算に対する理解や、施工方法・納まり等をも含めてトータルにデザインすることが必要であり、さらにそれらを的確に図面化することも求められるだろう。 この授業では、家具のデザインを通して、建築の複合的なデザイン過程の一端に触れると同時に、実際に制作することで自らのデザインを検証することとする。 |
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授業の目標 |
・家具を通して、空間性・機能性やスケールのみならず、既製品や予算に対する理解や、施工方法・納まり等をも含めてトータルにデザインする ・家具のデザインを通して、建築の複合的なデザイン過程の一端に触れると同時に、実際に制作することで自らのデザインを検証する |
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授業計画 |
基本的に設計課題と同様ではあるが、各自の提案については、ゼミ形式で発表・検討を行うものとする。最初は大まかなイメージから入るが、回を追うごとに以下のような細かい検討が必要となる。
01:自らの居住空間において望ましい家具の提案。テーブル、椅子、照明器具、本棚、ラック、犬小屋など何でもよい。 居住空間内でのその機能、スケール等のスケッチ。デザインの検討。 02:家具の具体的な成り立ち方の理解。部材の構成と納まり等。 03:既製品(材料、金物、塗料等)の理解と利用の仕方。カタログの請求と読み方。 04:予算と見積り。 05:構造、耐久性、安全性など。 06:施工方法・手順と納まり。 07:素材、色、スケール、仕上げ等の検討。 08:図面化。施工図、詳細図。 09:試作と全体的な再検討。 10:制作 11:作品講評
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教科書及び教材 |
特に指定しないが、必要に応じて授業の中で参考となるものを取り上げる。 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
発表および討論の内容、および提出作品によって評価する。 |
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履修条件等 |
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教官からのメッセージ |
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その他 |
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