授業のねらい |
現在教育現場に置いて生徒児童が示す様々な不適応は広く社会問題とまでなっており、親や教師でさえ児童生徒の心を適切に把握しケアを行うことが困難になっている。現在の子ども達は、今まで誰も経験したことのない複雑化した社会、多様な価値観、急激に変化していく家族形態など、様々な変化に取り巻かれている。このような社会のもとで、子どもの抱える心的問題に対して専門的知識に基づく対応の必要性が認識され、スクールカウンセリングなどが行われるようになってきた。 生徒が抱える問題への対応、問題の発見、生徒指導、学級経営などを考える上で果たす教育相談の役割を理解することを目的に開講する。 |
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授業の目標 |
本講義では、実際の学校現場で行われる教育相談についての幾つかの領域から検討を行い、学校教育における教育相談の重要性を認識させ、教育相談に必要なカウンセリングの理論、技法、その実際について具体的に学び、基本的なカウンセリングの技法を習得する。
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授業計画 |
1.教育相談とは何か 2.カウンセリングの基本理論 3.受容的態度と共感(カウンセリングマインドとは何か) 4.自我と自己(自己決定・自己肯定・自己責任) 5.社会的スキル 6.行動修正 7.いじめ、不登校などへの対応 8.その他の問題を抱える子どもに対する治療的教育相談 9.問題の早期発見のための教育相談 10.生徒指導における教育相談(2回) 11.学級経営と教育相談(2回) 12.特別のケアを必要とする子どもの教育相談(2回)
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教科書及び教材 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
受講者の意見の発表及び全授業終了後に行うレポートをもとに評価を行う。 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
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その他 |
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