授業のねらい |
明治維新以来、近代日本は戦争の連続でした。日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・日中戦争・太平洋戦争と多くの戦争を経験しました。但しそれは日本だけのことではなく、当時の列強はそのほとんどが絶え間のない戦争を行っていました。 よく「20世紀は戦争の世紀」と呼ばれますが、それは19世紀から続いていたものでした。 国家が戦争に参加する際、当然のことながら、「この戦争は間違っている」としながら参加はしません。必ずや、我が国は平和を求めているが相手国が好戦的である、コレコレの理由でやむなく戦わざるを得ない、とその正当性を主張します。もちろんその論理の当否は別として国家はそのように正当性を、外の国際社会、内の国民にアピールし続けます。 では日本はどのように先に挙げた諸戦争でその正当性をアピールしたか、戦争を支えた論理とはどのようなものであったのかを考えます。
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授業の目標 |
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授業計画 |
・毎回担当者を決め、テキストの要約と疑問・問題点を発表してもら う。 ・関連史料については担当教員が準備する。 ・他の出席者もあらかじめテキストを読んできてもらい、意見を発表す る。
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教科書及び教材 |
加藤陽子『戦争の日本近現代史』講談社現代新書、2002年 |
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参考書 |
鹿野政直『健康観にみる近代』朝日選書(朝日新聞社)、2001年 藤野豊『強制された健康―日本ファシズム下の生命と身体』歴史文化ライブラリー(吉川弘文館)、2000年
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成績評価方法 |
次の割合で評価する。 授業での発表 60% 定期試験 40%
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
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その他 |
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