科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目名
異常心理学
Subject Name
Abnormal Psychology
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
全学科 4年
開講時期
前期
授業方法
講義者の講義とともにグループ形式で体験学習を行い、グループ発表をして頂きます。しかし、レポートは個人で書いて頂きます。
担当教員
前田 潤(共通講座)
教員室番号
Y207
連絡先(Tel)
0143−46−5823
連絡先(E-Mail)
maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
本講義では、われわれの正常異常を判断する常識そのものを捉え直すことから始め、人の行動異常についてひとそれ自身の生体反応及び環境との相互作用としての観点から学ぶ。特に自然災害時における避難生活を擬似的に体験し、環境の突然の変化と危機状況に対する正常反応としてのストレス反応とその軽減方法や、ストレス対処の工夫について考察することをねらいとする。
授業の目標
学生には、提示される内容や体験する擬似的避難生活から積極的に考え、自分の考えを吟味し、グループワークに取り組み、発表を実のあるものにしていくことを期待する。
授業計画
授業では次のようなテーマを対象とする
・ 異常とは何か( 異常と正常の判断基準)
・ 原始治療から現代の精神治療
・ 様々な行動異常
・避難生活疑似体験

 避難生活の疑似体験とそれに基づく考察が本講義のトピックであるため、講義時間に縛られず、参加学生と日程を調整しながら行う予定である。

 そしてグループワークが中心となる。
教科書及び教材
特に指定しないが、「異常心理学」デビソン/ニール 誠信書房が役に立つ。
その他、本学図書館に異常心理学及び精神病理学に関わる参考図書が所蔵されている。
参考書
成績評価方法
グループ発表及び個人レポートによって成績をつける。
履修条件等
特にないが、グループ形式で行うので、不測の事態以外は、必ずグループ体験に出席することを条件とする。
教員からのメッセージ
生きる上で人は必ずしも良いことばかりに遭遇するわけではありません。様々な困難な状況に出くわすことがあります。それは、人生の一部とも言えます。異常心理学では、人が示す幾つかの異常行動について理解し、擬似的避難生活を通じて生きる知恵を探求する方法について考えてみたいと思っています。本講義の講義時間はやや不規則になりますが、ちょっと出来ない体験から学んでみましょう。
その他