科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目名
国際関係論本論
Subject Name
International Relations Second Step
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
全学科 2年
開講時期
後期
授業方法
講義形式:Power Pointを使ったプレゼ形式で、写真等ビジュアルな教材を多用する。
担当教官
酒井 哲也(SAKAI, Tetsuya)(国際交流室教授)
教官室番号
N-203
連絡先(Tel)
0143-46-5881
連絡先(E-Mail)
sakait@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
  自動車産業は多国籍企業の典型である。前半では、ケーススタディーとして、自動車産業を取り上げ、国際関係を理解すると同時に、21世紀のエンジニアに求められるものづくり感覚の大切さを学ぶ。後半は、負の遺産であるジェノサイド(民族粛清),各国の利害が激突する外交問題を中心に共に学ぶ。
授業の目標
1 学生の物作りへの興味増大
2 学生の国際問題への関心増大
3 学生の異文化理解と交流促進
授業計画
(第1週) 自動車産業1:開発の歴史(ドイツでガソリン1号車が発明されたわけ)
(第2週) 自動車産業2:旧ソ連圏の車(東独の名車”トラバント“の普及と衰退)
(第3週) 自動車産業3:ベンツSクラス(Sクラスは日本で必要か?),
         〔第1回レポート〕 

(第4週) 自動車産業4:名門三菱自動車の衰退(不具合隠しのつけ)
(第5週) 自動車産業5:開発途上国における自動車開発
(第6週) 自動車産業6:グローバル化と日本車の拡販
     〔第2回レポート〕 

(第7週) 民族問題1:ポルポトの犯罪(Tuol Sleng刑務所他)
(第8週) 民族問題2:ナチスの殺戮(ホロコースト強制収容所他)
(第9週) 民族問題3:アフリカ・スーダン・ダルフール紛争(“NHK21世紀の潮流:ジェノサイドを止めるのは誰か”を題材に)
     〔第3回レポート〕 

(第10週) EU拡大と主導権争い
(第11週) ASEANの拡大と主導権争い
(第12週) 日本の国連受任理事国入り問題
     〔第4回レポート〕 

(第13週) 日・中・韓・教科書問題
(第14週) 靖国参拝問題と外交カード
(第15週) テスト
教科書及び教材
講義は基本的にPower Pointを使って説明し、講義資料は基本的に配布しない。但し、授業直後にWEBに掲載し、自由に復習可能な状態にする。
参考書
*レポートに関する参考資料は、必要に応じて配布する。
*鳥海 靖著「日・中・韓・露 歴史教科書はこんなに違う」,扶桑社¥1,600
成績評価方法
60点以上を合格とする。その成績は,定期試験60%,レポート40%の割合で評価する。レポートに関しては、基本的に3回目の講義が終わった毎に授業中に課し、約30分で自分自身の考えを纏め提出する。レポートは、質問の要点を外さず、背景を理解した上で、自分の考えを明示できているものを、高く評価する。(考え方の違いは問わない。)
履修条件等
特になし
教官からのメッセージ
なし
その他
なし