科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目名
人間科学プレゼミ
Subject Name
PreparatorySeminaronHumansScience
単位数
(2)
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
全学科 2年
開講時期
前期
授業方法
演習
担当教員
若菜 博(共通講座:人間・社会科学講座)
教員室番号
Y205(総合研究棟)
連絡先(Tel)
0143-46-5818
連絡先(E-Mail)
wakana@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 「ものをつくることの意味を考える」をテーマにして,最も単純な古代技術の分析を通じて技術の本質に迫る。そのために,「火おこし」などを中心に具体的なものづくりに挑戦し,古代技術の再現実験をやりながら,古代技術から現代の技術に至るまで,その中に貫かれているものを取り出し,技術の本質について考える。
授業の目標
(1)「火おこし」などの古代技術を実際に体験する。
(2)古代技術における工夫(ヒキリイタ・ヒキリギネなど材料の選び方,キネの回し方,など)を知る。
(3)「火おこし」を選んだグループは,炎を実際に起こすこと,またできるだけ短時間に火おこしをすることに挑戦する。
授業計画
 授業のねらいに沿ったノンプログラムの授業とし,受講者が数名ごとにグループを作り,それぞれテーマを決めて課題に取り組む。概ね,以下のスケジュールで進行する予定。
第1週 オリエンテーション
第2・3週 古代技術に関わるビデオ視聴,グループ編成
第4・5週 グループごとの実験テーマ・計画の決定
第6・7週 グループごとの実験材料などの入手,実験の準備
第8・9・10・11・12週 グループごとの実験
第13週 実験予備日
第14・15週 グループ別実験結果発表
教科書及び教材
○テキストは使用せず,必要に応じて,ビデオの視聴,資料・文献の提示を行う。
○工具(電動ドリル,のこぎり,彫刻刀,小刀,鑿(のみ),やすり,など)は若菜の方で用意してある。
○木材などの材料は,受講生の方で用意すること。
参考書
(1)岩城正夫著『原始技術論』新生出版,1985年,定価(1800円+税)(図書館に3冊所蔵あり)。
(2)岩城正夫『原始技術史入門』新生出版,1976年,定価(1500円+税)(図書館に1冊所蔵あり)。
(3)岩城正夫『原始時代の火』新生出版,1977年,定価(1800円+税)(図書館に1冊所蔵あり)。
(4)岩城正夫『原始人の技術にいどむ』大月書店(国民文庫),1980年,(図書館に所蔵なし)。
成績評価方法
次の割合を目途として成績の評定を行う。
(1)毎回の授業での実験などに関するミニレポート 50%
(2)7月期における各グループごとの発表 20%
(3)学期末に提出する個人レポート 30%
履修条件等
とくになし。
教員からのメッセージ
(1)火気の有無などの点検・確認などに十分に注意すること。
(2)工具使用時や材料購入のための移動時など,安全には十分に注意すること。
その他