科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目名
社会環境基礎論
Subject Name
Introduction to Social Environment Theory
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
全学科 1年
開講時期
後期
授業方法
講義
担当教官
丸山 博 (MARUYAMA Hiroshi)(共通講座 人間・社会科学講座教授)
教官室番号
N655
連絡先(Tel)
0143-46-5817
連絡先(E-Mail)
maruyama@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 今日、環境問題の解決は人類社会の基本問題である。したがって、環境問題を構造的に理解し、その解決の方法を探ることが緊急に求められている。本授業は主として二つの部分からなる。第1部では、第二次世界大戦の原爆をはじめとする核開発の歴史を通して、戦争が人間を犠牲にするとともに、環境破壊も引き起こし、不可逆的な被害を与えてきたことを確認する。第2部および第3部においては、それぞれ化学物質汚染、遺伝子組み換えなどグローバルな環境問題を対象とし、予防原則(Precautionary Principle)、持続的発展(Sustainable Development)など環境政策の基本原理の意味を探る。全体を通して、いずれの問題の解決にも、市民や良心的科学者などの平和・環境保全の運動や地域住民による地域環境の再生・創造への取り組みが不可欠であることを導きたい。
授業の目標
1.平和と環境が不可分であることを知る。
2.グローバルな環境問題の社会経済的原因を理解する。
3.環境政策の基本原理を把握する。
4.平和・環境保全運動の重要性を認識する。
5.環境問題を自分の生き方とかかわらせて考える。
授業計画
0.INTRODUCTION

1.NUCLEAR DEVELOPMENT and PEACE 
    Key word:ENVIRONMENTAL JUSTICE 
1.1 NUCLEAR AGE
1.2 HIROSHIMA
1.3 NAGASAKI 
1.4 LONGERAP 

2.CHEMICAL POLLUTION and SAFETY 
    Key word:PRECAUTIONARY PRINCIPLE
2.1 VIETNAM
2.2 BHOPAR
2.3 DIOXIN POLICY
2.4 PCB HISTORY

3.GMO and BIODIVERSITY 
    Key word:SUSTAINABLE DEVELOPMENT
3.1 GREEN REVOLUTION
3.2 LOCAL KNOWLEDGE
3.3 ANTI-GLOBALISM
3.4 WORK and JOB

4.CONCLUSION
教科書及び教材
平和やグローバルな環境問題を扱うので、資料は主として英文になる。授業の前に配布する。
参考書
なし
成績評価方法
レポート20点、テスト40点×2=80点の合計100点とし、60~69点を可、70~79点を良、80点以上を優とする。
履修条件等
なし
教官からのメッセージ
留学生が出席することになれば、英語での授業もありうる。現代社会では、英語が苦手であっても、それを克服するために努力することは欠かせないのである。積極的な学生諸君の参加を強く望むものである。
その他
なし