科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 共通科目
授業科目名
物理学B
Subject Name
Physics B
単位数
2
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
材料物性工学科 1年
開講時期
後期
授業方法
講義
担当教員
村山茂幸(MURAYAMA Shigeyuki)(材料物性工学科・材料プロセス工学講座)
教員室番号
N−259
連絡先(Tel)
0143-46-5635
連絡先(E-Mail)
murayama@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
電気力、磁気力を通じてそれぞれ電場、磁場の概念を把握し、これを用いて電磁気現象の基本法則を学ぶ。これらを踏まえて、物体の電磁気特性(誘電分極、電流、磁気分極)の基礎とその簡単な応用についても体得する。
授業の目標
1.クーロンの法則および電場に関するガウスの法則を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
2.導体および誘電体の性質を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
3.電流とオームの法則を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
4.磁石と磁場および磁性体の基本性質を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
5.ビオサバールの法則およびアンペールの法則を理解し、代表的な問題に適用して考察することができる。
授業計画
○電荷と電気力、クーロンの法則  
○電場と電気力線、ガウスの法則  
○電位              
○静電場と導体          
○電気容量とキャパシター     
○誘電分極と誘電体        
○電場のエネルギー                
○電流とオームの法則、ジュール熱、キルヒホッフの法則
○磁石と磁場、磁性体                
○電流が磁場から受ける力、ローレンツ力       
○電流の作る磁場とビオサバールの法則
○磁位とアンペールの法則
教科書及び教材
小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房 定価(2,100円)
授業では講義内容をまとめたプリントを毎回配布する。
参考書
砂川重信著 電磁気学(改訂版)−初めて学ぶ人のために− 培風館 定価(2,048円)
成績評価方法
出席率60%以上を履修者と見なし、履修者に対して定期試験を行い評価する。授業無断欠席およびレポート未提出の場合減点となる。不合格者には一度だけ再試験を実施する。再試験に不合格の場合には再履修すること。
履修条件等
高等学校レベルの数学、特にベクトル解析、微分積分の基本を習得していること。
本学の授業科目「物理学A」のうち「質点の力学」の内容を理解していること。
教員からのメッセージ
物理学は科学・工学の基礎です。またやさしく簡単に内容を把握できる科目ではありません。その本質を理解するには,教科書やテキストを繰り返し良く読み,物理学の表現の仕方および考えを学び,1つ1つの事柄を自分で考え,反復して努力する以外の方法はありません。一度勉強して理解できなくても,繰り返し教科書等を読み,物理学の表現と考えに慣れてください。
その他
レポートを数回課す予定である。自力で解答し、見やすいレポート作成を心がけ、期日までに必ず提出すること。