授業のねらい |
工学部のどの課程でも必要となる数学の基礎知識のうち、線形代数の初歩を講義する。線形代数学への入門として,行列と行列式の演算及び行列の基本変形(掃き出し法)を理解する。また、行列を用いた連立1次方程式の解法を理解する。更に、行列式の余因子展開を理解する。 |
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授業の目標 |
行列と行列式の演算ができる。行列の基本変形(掃き出し法)を理解することができる。行列の基本変形を用いて、連立1次方程式の解を求めることができる。行列式や逆行列を求めることができる。余因子行列を求めることができる。 |
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授業計画 |
教科書の第1章から第3章までを扱う。
●行列 1.行列とその和 2.行列の積 3.正則行列,逆行列 4.行列の分割(特に行分割・列分割)
●連立1次方程式 5.連立1次方程式の解き方(1) 6.行列の簡約化 7.連立1次方程式の解き方(2) 8.中間試験 9.基本行列 10.逆行列の性質と計算法
●行列式 11.置換と転倒数 12.行列式の定義と特別な場合の計算 13.行列式の性質(1) 14.行列式の性質(2) 15.行列式の展開 |
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教科書及び教材 |
線形代数 桂田・竹ヶ原・千吉良・長谷川・山崎 共著/学術図書出版社/本体1800円 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
●1.成績 成績は中間および期末試験の得点をもって評価する。 合格基準は次の(1),(2)をともに満たすこととする。 (1) 中間試験の得点×0.4+期末試験の得点×0.6≧60 (2) 期末試験の得点≧40 詳細は初回の講義の冒頭に述べる。
●2.演習 講義中に適宜「小演習問題」を配布する。 解答にあたって、教科書の参照/学生どうしの相談を認める。 受講学生は解答・自己採点の上当該講義直後に提出すること(事後提出は認めない)。 採点結果そのものは成績には影響しないので、正直に採点すること。 解答欄が白紙の提出は未提出扱いとする。 下記3も参照。
●3.再試験について 上記1で算出した得点が合格基準に達していない学生を対象に再試験を行うことがある。 なお、上記2の演習問題について、一定回数分の提出がない場合は再試験受験資格を喪失する。
●4.【重要】試験についての注意(特に過年度生) (再試験は行う場合と行わない場合があるが、行う場合には下記に準ずる) 中間試験の日程は、講義時、ホームページ及び掲示板で事前に通知する。 中間試験は通常の講義時間外に行うこともある。 ホームページ及び掲示板に掲載される情報に常々注意を払うこと。http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~yuji/lecture_info/
●5.講義および試験欠席の場合の扱い 病気・事故などやむを得ない場合に限り善後策を考慮する。 なお、大学教務課あてに必ず欠席届を提出するとともに、当方に速やかに連絡を取ること。 欠席事由を証明するもの(診断書等)の提示を求める場合がある。
単なる不注意による試験欠席については、追試験等は一切行わない。 また、レポート提出をもって試験の代用とすることはない。 |
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履修条件等 |
過年度生は上記の成績評価方法を熟読の上、承諾した者に限り履修を認めます。 |
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教官からのメッセージ |
講義に関する最新の情報はN464前掲示板または下記URLを参照して下さい。
http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~yuji/lecture_info/ |
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その他 |
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