授業のねらい |
生産実務を担当している外来講師が,製鉄工業,石油化学工業,パルプ工業およびセメント工業について,生産プロセス,技術の現状と問題点,およびその将来について講述する。この科目は、応用化学科の教育目標、B-2(専門的知識-化学工学)、D(倫理観)の達成に寄与する。 |
|
授業の目標 |
種々の化学工業における現場の声を聞き,各分野の最新の技術や研究開発を学ぶ。 |
|
授業計画 |
各講師は3回か4回の講義を担当する。
セメント工業(星講師)4回 1. セメント産業の現状 2. セメント製造技術概論 3. コンクリート製造技術 4. まとめ
製紙工業(松尾講師)3回 1. 製紙産業概論 (紙について, 紙パルプ産業,森と紙のリサイクル,紙パルプ製造工程概要,紙パルプ産業とエネルギー) 2. パルプ製造技術概論(木材組織と成分,パルプ製造法の分類,化学パルプ製造法と薬品回収方法,機械パルプ製造法,古紙パルプ製造法,パルプ漂白法) 3. 紙抄造技術概論 (抄造工程の概要,ワイヤーパート,プレスパート,ドライヤー・カレンダーパート,塗工,印刷法,紙試験法) 4. まとめ
製鉄業(蟹沢講師)4回 1.鉄とはなんぞや,製鉄業の現状 2.各種製鉄製品,製鉄製造技術概論 3.新しい製鉄技術 4. まとめ 石油精製業(桜井講師)4回 1. 石油の上流(原油の生産、輸入)から下流(石油精製、物流、販売)までの流れ 2. 石油の需給とマーケット動向、エネルギーの中の石油の位置付け 3. 今後のエネルギー問題を考えさせるきっかけ作り 4. まとめ
|
|
教科書及び教材 |
必要においてレジメを配布する。OHPで授業をすることもある。
Power Pointを使用した視覚的な授業形態をとるが、必要に応じレジメを配布する(桜井講師)。
|
|
参考書 |
今日の石油産業(石油連盟編)、規制緩和・変わる石油(石油連盟編) 新石油読本(石油問題調査委員会編)、石油便覧(日本石油編) 石油化学工業の現状(石油化学協会編)、石油精製-理論と工業-(森田義郎編)
|
|
成績評価方法 |
授業態度(20%),講義中の小テストまたはレポート(80%)で評価する。成績評価対象者資格として、10回以上の出席を条件とする。 |
|
履修条件等 |
|
教官からのメッセージ |
産業界の先生との出会い,企業のホットな情報との触れ合いの機会を大切にしてください。 非常勤講師は社会と大学を結びつけてくれる大事な方々です。あなたの学習意欲がそのまま本学の学生を代表することになります。鋭意努力して勉学に励んでください。(教育システム委員) |
|
その他 |
|