科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
生物化学実験
Subject Name
Bioengineering and technology laboratory
単位数
1
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
応用化学科 3年
開講時期
後期
授業方法
実験の目的と具体的操作法を説明した後、担当教員が個々学生間を巡回しながら直接指導することで、授業内容の徹底理解と安全管理に努める。
担当教官
応用化学科 生物工学講座 教 授・菊池愼太郎 
応用化学科 生物工学講座 教 授・橋本忠雄
応用化学科 生物工学講座 助教授・張 傛
教官室番号
菊池教授(U-407) 

菊池教授(U−407) 


連絡先(Tel)
0143-46-5741(菊池教授室)
連絡先(E-Mail)
shintaro@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
微生物取り扱い実験や微生物機能改変によって現代バイオテクノロジーに関する基本概念の理解を図る。また免疫反応に関する基礎実験を通して生物工学技術の実際的応用について習得させる。さらにインターネットを利用して生物工学領域の情報を検索する方法を習得させる。
なおこの科目は応用化学科の教育目標B−3(専門的知識−生物工学)C(継続的学習)、E(情報検索)、F(論理的思考力)の達成に寄与する。
授業の目標
1.実習項目を通じて、生物工学に関する基本的な用語・原理等を理解 
 し、使用することができる。

2.微生物の取扱い法を学び、発酵等の簡単な生物反応を設計するこ
 とができる。

3.生体試料の取扱い法について学び、バイオテクノロジー分野と他の化
 学分野との異同を理解できる。

4.生物工学分野において一般的に用いられる装置やプロセスを理解し、
 これらを利用することができる。

5.インターネットデータベースを利用して必要な情報を入手し、活用す
 ることができる。 

授業計画
 

(1)酵母培養培地の調製

(2)固形培地への酵母の接種と培養、及び酵母の固定化

(3)固定化酵母によるアルコール生産とガスクロマトグラフィによる
   アルコール定量

(4)固定化酵母によるアルコール生産と消費原料の定量

(5)抗原−抗体反応

(6)インターネットによる文献検索
教科書及び教材
授業の前に実験書を配布する。
参考書
(1)菊池慎太郎編著 「微生物工学」 三共出版
(2)日本発酵工学会編 「微生物工学:基礎と応用」 産業図書
(3)鈴木智雄監修 「微生物工学技術ハンドブック」 朝倉書店 
成績評価方法
出席及びレポート内容と提出を総合して評価する。
成績評価対象者資格として出席100%及びすべての実験項目についてのレポート提出を条件とする。病欠や忌引等やむを得ない事情で実習を欠席した者については、その事情を説明する書類を提出した場合に、欠席した実習項目を後日履修できる。
履修条件等
特になし
教官からのメッセージ
従来の実験内容を大幅に変更して、現代バイオテクノロジーの基礎と応用を効率的かつ効果的に学習できる内容としました。また実験書に「レポート作成のポイント」を明記し、実験の目的を理解し易くしてあります。漫然と実験をするのではなく、目的意識をもって実験しましょう。
その他
特になし