科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
化学工学実験B
Subject Name
Chemical Engineering Laboratory B
単位数
(1.5)
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
応用化学科 3年
開講時期
後期
授業方法
実験
担当教官
空閑良壽(Kuga, Yoshikazu)、吉田 豊(Yoshida, Yutaka)、田中裕敏(Tanaka, Hirotoshi)、藤本敏行(Fujimoto, Toshiyuki)(応用化学科・化学プロセス工学講座)
教官室番号
空閑良壽:H308、吉田 豊:H304、田中裕敏:H307、藤本敏行:H306
連絡先(Tel)
空閑良壽:5765、吉田 豊:5766、田中裕敏:5747、藤本敏行:5760
連絡先(E-Mail)
空閑良壽:kuga@mmm.muroran-it.ac.jp、吉田 豊:gityoshi@mmm.muroran-it.ac.jp、田中裕敏:、藤本敏行:fjmt@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 化学工学実験Bでは、2年次に履修する化学工学量論、3年次に履修する機械的単位操作、計測工学で扱う内容に準じ、機械的操作を中心とした化学工学の分野に関連するテーマについて、それぞれの目的に沿って計画された実験を行う。実験を通して現象を化学工学的に考察し、結論を得る過程を学ぶ。基本的な概念や理論を実験系に適用し、これまでに習得した概念、理論並びに化学工学的手法について理解を深める。さらに、実験レポートを通して論理的な思考をし、説明する能力を育てる。
 この科目は,応用化学科の教育目標,B-2(専門的知識-化学工学)、C(継続的学習)、E(人と自然の調和)、F(プレゼンテーション能力)の達成に寄与する。
授業の目標
・実験内容を理解する。
・個々の実験を通じて、実験の手法を習得する。
・実験結果の解析手法、整理の手法を習得する。
・実験の結果をレポートにまとめ、説明する訓練を積む。
授業計画
第1週 実験概要・レポート提出方法の説明および実験遂行上の諸注意
第2週〜第15週 以下の実験を交代で行う。
(1)粉砕機の粉砕エネルギ
(2)光波減衰特性試験
(3)光透過式粒度分布測定
(4)充填塔内の圧力損失
(5)充填層と流動層
(6)ピペット法による粒度分布測定
(7)顕微鏡による粒度分布計測
教科書及び教材
化学プロセス工学講座編 「実験指導書」
参考書
(1)水科・桐栄編「化学工学概論」産業図書[附属図書館蔵]
(2)頼実正弘編「化学工学実験法」培風館[附属図書館蔵]
(3)亀井三郎著「化学機械の理論と応用」産業図書[附属図書館蔵]
(4)J. R. Taylor著「計測における誤差解析入門」東京化学同人[附属図書館蔵]
成績評価方法
 レポート提出時に各担当教員が口頭試問を行い、合格と判断されるまでレポートの再提出と口頭試問を行う。口頭試問は実験について理解度を評価するためのであり、計測工学、機械的単位操作で履修する内容と同レベルである。
 実験説明会、アンケート日を含めて100%の出席と課せられたレポートの合格が必須条件である。やむを得ない理由で欠席する場合は前もって担当教員に申し出ること。病欠などで欠席した場合は速やかに担当教員に申し出ること。成績は実験レポートにより100点満点で評価し、60点以上を合格とする。以下の場合は不合格となり、再履修となる。
i) 無断欠席のあった場合
ii) 30分以上の遅刻をした場合
iii) 遅刻を3回以上した場合
iv) レポートが期限までに合格しなかった場合
履修条件等
 化学工学量論、移動論、拡散単位操作、計測工学を履修していることが望ましく、同時期に開講される機械的単位操作を履修することが望ましい。
教官からのメッセージ
 安全に、かつ有意義に実験を行うため、集中力を持って取り組んでほしい。実験レポートはわかりやすく、丁寧に、きれいに書く。また、説明・考察は論理的に行う。
その他
 各教員室前に掲示されているオフィスアワーを確認の上、積極的に利用されたい。