授業のねらい |
材料特性の評価は,材料の開発や利用において不可欠である。本講義では,まず,材料特性評価の種類と因子ならびにその重要性について概説する。次に,種々の力学的性質の評価方法を解説するとともに,超音波探傷法など,材料の性質を損なうことなく材料内部の欠陥の有無やその寸法を評価する非破壊検査法について述べる。さらに,材料中での割れの発生や進展の様子をリアルタイムで評価できるAE法についても解説する。 |
|
授業の目標 |
1.材料特性評価の意義と種類・因子について理解する。
2.材料の力学的特性と寿命の評価方法を習得する。
3.非破壊検査の利点を理解した上,代表的な検査手法を習得する。 |
|
授業計画 |
第 1週 シラバスの説明,材料特性評価の意義,材料評価の種類と因子 第 2週 強度試験 第 3週 硬さ試験 第 4週 衝撃試験 第 5週 疲労試験 第 6週 クリープ試験 第 7週 破壊力学的特性 第 8週 統計学に基づく評価の信頼性 第 9週 非破壊検査法の意義と種類 第10週 超音波の性質 第11週 超音波探傷法 第12週 AE法の概要 第13週 材料の破壊とAE 第14週 AE法による破壊源探査 第15週 材料特性評価の今後の課題
|
|
教科書及び教材 |
|
参考書 |
堂山昌男・山本良一「材料の評価システム」第3章〜第5章 東京大学出版会 |
|
成績評価方法 |
定期試験とミニテストの結果を総合して評価し,60点以上を合格とする(定期試験60%、ミニテスト40%)。再試験は行わない。不合格の場合は再履修すること。 |
|
履修条件等 |
|
教員からのメッセージ |
理解を助けるため,講義の後半に簡単な演習問題(ミニテスト)を出題する。 |
|
その他 |
|