授業のねらい |
電磁気学は物質の電気的・磁気的・光学的な性質を学ぶための基礎となる科目である。この講義においては、物理学Bにおいて学習した静電場・静磁場の基本法則を発展させ、時間的に変動する電場と磁場に関する基本法則を導き出し、マックスウェルの方程式を理解することを主な目的としている。 |
|
授業の目標 |
時間的に変動するような、電場、磁場を理解できるようにする。 時間的に変動する電場と磁場に関する基本法則を理解する。 マックスウエルの方程式(電磁気学における基本方程式)が理解できるようにする。 電磁場の性質を理解する。 |
|
授業計画 |
第 1− 4週 電磁誘導の法則 電磁誘導の法則の導出、運動する回路内に発生する起電力 第 5− 8週 準定常電流 導体中の変位電流、インダクタンス、過渡現象と交流回路 第 9−12週 マックスウェルの方程式 基本方程式のまとめ、マックスウェルの方程式の積分表示 と微分表示 第13−15週 電磁波 電磁波とその偏り、電磁波の反射と屈折、分散 |
|
教科書及び教材 |
テキスト:砂川重信「電磁気学」培風館
このテキストは非常にやさしくできているので、もの足りない学生がいるかもしれないがその様な学生は、各人の好みに適合するものを選ぶとよいであろう。 ただし、電磁気学では、複数の単位系が混在したままであるので、その違いに留意すること。 |
|
参考書 |
参考文献:「電磁気学」のテキストは数多く出版されている。 図書館や書籍売店に各種用意されているので各人の好みに適合するものを選ぶとよいであろう。 |
|
成績評価方法 |
次の割合で評価を行う。 小テスト等 10% 定期試験 90% ただし、授業回数の1/3以上欠席の場合、定期試験の受験は認めない。また、評価の基準は、学習状況、授業の進行状況、試験の成績等により、適宜変更する場合がある。 定期試験の試験範囲は基本的に授業で行ったところすべてである。 |
|
履修条件等 |
材料物性工学科対象 物理学B(1年生後期開講)、材料物性工学科対象 電磁気学演習(2年生前期開講)を履修していることが条件である。 |
|
教員からのメッセージ |
|
その他 |
|