科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
材料科学B
Subject Name
Materials Science B
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
材料物性工学科 2年
開講時期
後期
授業方法
講義と計算演習
担当教員
桑野壽(KUWANO,Hisashi)(材料物性工学科・物理工学講座)
教員室番号
K211
連絡先(Tel)
0143−46−5610
連絡先(E-Mail)
kuwano@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
材料科学Aで学んだ状態図を基礎にして,物質の構成単位である原子が,温度や外力などの外部条件に合わせていろいろ異なる集合状態や微細構造を構築する様子を学び,そのような微視的な構造と変化が物質のトータルな性質にどのように関連し,身の周りの材料にどのように利用されているかを理解してもらうこと.
授業の目標
1 拡散方程式になじみ,グラフを描き,計算ができること
2 拡散が関与した変態現象を理解してもらうこと
3 変態が実用材料にどうように応用されているか理解してもらうこと
授業計画
第1〜第2週;原子の拡散現象(フィックの法則)
第3〜第4週;拡散方程式(定常状態,薄膜,長い棒)
第5〜第6週;固体中の原子拡散の機構
第7週   ;中間試験
第8〜第9週;拡散変態(粒子の核形成過程および成長過程)
第10〜第11週;共析変態,時効析出
第12〜第13週;スピノーダル分解
第14週;鋼の状態図と変態
第15週;組織と物理的性質との関係
教科書及び教材
杉本孝一,他6名共著;材料組織学,朝倉書店
関数電卓;SHARP EL-9600
参考書
岡田利弘,他共著;材料科学講座,材料科学の基礎,朝倉書店
藤田英一著;金属物理,アグネ技術センター
須藤一,他共著;金属組織学,丸善
成績評価方法
中間試験と定期試験および演習で評価する.
中間試験40%,定期試験40%、演習20%
履修条件等
試験をうけることができるのは,出席率が50%以上の者.
教員からのメッセージ
最初の授業で講義方針を述べるので必ず出席してください。
関数電卓またはポケコンを準備してください。これがないと授業についてゆけません。
出席は出欠票を授業のはじめに渡してとります。20分過ぎたら出欠票は渡しません。
その他