科目概要

対象年度
2005
教育課程名
夜間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
システム工学
Subject Name
System Engineering
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
電気電子工学科 3年
開講時期
後期
授業方法
講義形式
担当教員
施 建明 (Jianming SHI)
情報工学科・計算機システム学講座
(Computer Systemics 講座)
教員室番号
V514
連絡先(Tel)
0143-46-5423
(内線 5423)
連絡先(E-Mail)
shi@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
確率過程についての方法論を理解し、システムにおける不確実性を正しくとらえる能力を身につけることは、情報工学科の学生にとって不可欠な課題である。本講義では確率過程の基礎概念を解説するとともに、例題を通して不確実性を持つシステムの性質を学ぶ。
授業の目標
時間的に変化する確率的現象を捉え、そのシステムを予測するメカニズムを学習し,簡単な不確実性をもつシステムの予測することができるようになる.
授業計画
1週目 確率と確率過程の概要
2週目 確率論の初歩・一次元のランダム変数
3週目 確率論の初歩・多次元のランダム変数
4週目 統計の初歩
5週目 マルコフ過程
6週目 推移確率行列、状態分布
7週目 同値類と既約
8週目 既約有限マルコフ連鎖の極限
9週目 吸収確率と吸収までの期待回数
10週目 マルコフ決定過程
11週目 待ち行列
12週目 到着モード
13週目 サービス時間モードとケンドール記号
14週目 M/M/1の基本性質
15週目 応用例
教科書及び教材
大鹿 譲、一森 哲男著「オペレーションズ・リサーチ」共立出版社 定価(2300円+税)
参考書
吉岡 良雄 著「待ち行列と確率分布ー情報システム解析への応用ー」森北出版 定価(2800円+税)
成績評価方法
定期試験70%+レポート30%
履修条件等
数学の内容を理解していることが望ましい。
教員からのメッセージ
教科書の内容より濃い内容になる部分もあるでの,欠席しないよう.
オフィスアワー:13:30-14:40(毎週木曜日)
毎回,出席を取らないが,時々取ることもある.3回以上(3回を含む)欠席すると単位が出ないので,毎回必ず出席すること.
その他
この授業は確率・統計の習いから,DNA・タンパク質の分析まで
最新の研究成果も取り入れで講義をする.