科目概要

対象年度
2005
教育課程名
夜間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
情報工学演習A
Subject Name
Information Engineering Practice A
単位数
(2)
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
電気電子工学科 3年
開講時期
前期
授業方法
演習
担当教員
片山 克己 (KATAYAMA, Katsuki)(情報工学科・コンピュータ知能学講座 (Computational Intelligence 講座))
教員室番号
情報工学科棟V407
連絡先(Tel)
0143-46-5408(片山克己)
連絡先(E-Mail)
katayama@csse.muroran-it.ac.jp(片山克己)


シラバス

授業のねらい
代表的オペレーティングシステムの一つであるUNIX上での,C言語によるプログラム開発の基本を,演習を通して身につけることを目的とする.まず,UNIXシステムの基本的な操作法,特に,プログラミングに必要な開発ツールの使い方を習得する.続いて,実際にCプログラムを作成しながら,講義「プログラミング」で学んだC言語の基本文法を実践を通して学習する.
授業の目標
1. UNIX上のプログラム開発に必要なコマンド,エディタの使用法を修得する. 
2. C言語の基本的な文法を理解する.
3. 要求に沿った簡単なプログラムを,適切な構文,データ型を用いて作成できる. 
4. 作成したプログラムのデバッグが行える.
授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 UNIXの基本操作の習得.
第3回 Cプログラミングの基本の確認.(4章,10.1~10.4節)
第4回 制御構文(1) 条件判断と分岐の習得.(6.1~6.6節)
第5回 制御構文(2) 繰り返しの習得.(5章,6.7節)
第6回 制御構文(3) 制御構文の使い分け,組み合わせによる
    プログラミングの実践.(5~6章)
第7回 まとめと総合演習
第8回 関数(1) 独自の関数の作成法,およびその利点の理解.
    (8.1~8.2節)
第9回 関数(2) 値呼びと参照呼びの違い,およびその使い分け
    方の習得.(8.3節,11.1節)
第10回 まとめと総合演習 
第11回 データ型(1) 配列の利用と,そのポインタ操作の利便性
    の理解.(7章,8.4節,9.3節)
第12回 データ型(2) 構造体の利用と,そのポインタ操作の利便
    性の理解.(9.4節,11.2節)
第13~15回 まとめと総合演習
教科書及び教材
「プログラミング」の講義にて使用したテキスト 

 ・阿曽弘具 編著「Cによる情報処理入門」昭晃堂  定価1,785円(税込) 

を用いるので持参すること. 
その他必要となる資料は,適宜Webおよびプリントで配布する.
参考書
UNIX,およびC言語についての書籍は多数出版されているので,自分にあったものを参考にされたい.
成績評価方法
演習によるプログラミング技術の修得を目的とするため,出席を単位取得の必要条件とする.やむを得ず欠席する場合は,必ず届け出ること.
成績は,演習中の提出課題により評価する. 
不合格の場合には再履修すること.
履修条件等
講義「プログラミング」を履修していることが望ましい.
教員からのメッセージ
本演習では,毎回演習開始時に配布する資料に従って,演習課題を実践することによって進めます.実践した課題は,毎回の演習終了時に提出します.

本演習は,引き続き行われる演習科目の基礎にあたり,UNIXツールやCの文法が道具として使えるようになることを目指します.分からない点を見つけたら積極的に質問し,本演習中で解決するようにしてください.
その他