授業のねらい |
代表的オペレーティングシステムの一つであるUNIX上での,C言語によるプログラム開発の基本を,演習を通して身につけることを目的とする.まず,UNIXシステムの基本的な操作法,特に,プログラミングに必要な開発ツールの使い方を習得する.続いて,実際にCプログラムを作成しながら,講義「プログラミング」で学んだC言語の基本文法を実践を通して学習する. |
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授業の目標 |
1. UNIX上のプログラム開発に必要なコマンド,エディタの使用法を修得する. 2. C言語の基本的な文法を理解する. 3. 要求に沿った簡単なプログラムを,適切な構文,データ型を用いて作成できる. 4. 作成したプログラムのデバッグが行える. |
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授業計画 |
第1回 ガイダンス 第2回 UNIXの基本操作の習得. 第3回 Cプログラミングの基本の確認.(4章,10.1~10.4節) 第4回 制御構文(1) 条件判断と分岐の習得.(6.1~6.6節) 第5回 制御構文(2) 繰り返しの習得.(5章,6.7節) 第6回 制御構文(3) 制御構文の使い分け,組み合わせによる プログラミングの実践.(5~6章) 第7回 まとめと総合演習 第8回 関数(1) 独自の関数の作成法,およびその利点の理解. (8.1~8.2節) 第9回 関数(2) 値呼びと参照呼びの違い,およびその使い分け 方の習得.(8.3節,11.1節) 第10回 まとめと総合演習 第11回 データ型(1) 配列の利用と,そのポインタ操作の利便性 の理解.(7章,8.4節,9.3節) 第12回 データ型(2) 構造体の利用と,そのポインタ操作の利便 性の理解.(9.4節,11.2節) 第13~15回 まとめと総合演習 |
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教科書及び教材 |
「プログラミング」の講義にて使用したテキスト
・阿曽弘具 編著「Cによる情報処理入門」昭晃堂 定価1,785円(税込)
を用いるので持参すること. その他必要となる資料は,適宜Webおよびプリントで配布する. |
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参考書 |
UNIX,およびC言語についての書籍は多数出版されているので,自分にあったものを参考にされたい. |
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成績評価方法 |
演習によるプログラミング技術の修得を目的とするため,出席を単位取得の必要条件とする.やむを得ず欠席する場合は,必ず届け出ること. 成績は,演習中の提出課題により評価する. 不合格の場合には再履修すること. |
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履修条件等 |
講義「プログラミング」を履修していることが望ましい. |
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教員からのメッセージ |
本演習では,毎回演習開始時に配布する資料に従って,演習課題を実践することによって進めます.実践した課題は,毎回の演習終了時に提出します.
本演習は,引き続き行われる演習科目の基礎にあたり,UNIXツールやCの文法が道具として使えるようになることを目指します.分からない点を見つけたら積極的に質問し,本演習中で解決するようにしてください. |
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その他 |
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