授業のねらい |
高等学校で学んだ数学を復習し、それを発展させて電気電子工学でつかう数学を身近なものにする。 |
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授業の目標 |
目に見える物体には大きさや重さがあり、それが運動するときの速さなどは直接体験できる。ところが、電気は目に見えない。電圧や電流、電界や磁界、あるいは電波でも、電気電子工学に関係するものは直接見て体験できるものはほとんどない。コンピュータの中の信号の流れに至っては、特別な方法を用いないと見ることはできない。これらのものは数学的な概念の上に成り立っている。観測に必要な機器は数学的な解析にその基礎を置いて構成されている。その意味で数学は電気電子工学の根幹をなすものであり、理解するための道具である。この講義では電気を扱うときに必要となる数学を道具として考え、その中でも最も基礎になる部分を学習する。 |
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授業計画 |
1週目 複素数 2週目 関数と方程式 3週目 行列 4週目 行列式 5週目 三角関数(その1) 6週目 三角関数(その2) 7週目 指数関数と対数関数 8週目 平面図形と式 9週目 ベクトル算法 10週目 数列とその極限 11週目 関数の極限 12週目 微分計算法 13週目 微分の応用 14週目 理解の検証 15週目 さらなる勉強にむけて。
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教科書及び教材 |
森 武昭、大矢 征 共著 「電気電子工学のための基礎数学」 (森北出版)\2000 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
毎講義時に演習問題を提示する。それを解答して次回の講義時までにレポートとして提出する。すべての課題にレポートが提出された学生に対して試験を実施する。 試験の得点を成績とする。 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
数学は自分で書いて演算してみることが理解の基本です。演習をしっかりとやって下さい。 |
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その他 |
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