授業のねらい |
電気通信は社会基盤のひとつである。これを秩序だったものとして支える法令について、電波の規律と電気通信事業の規律を中心に概説する。 移動体通信において必要不可欠な電波は、その性質から基本的に広範囲に拡散する有限な共有資源であり、そのため、これを有効かつ効率的に利用し、円滑な通信を確保する目的で国際的、国内的な取り決めが設けられ、電波の利用はこれに従っている。本講では、電波に関する国際取り決め及び国内電波法並びにこれに基づく諸制度等の概略について解説する。 また、電気通信事業を合理的に運用し、良好なサービスを提供するため定められている電気通信事業法令について解説する。 |
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授業の目標 |
(1) 電気通信の規律について、体系・方法を理解する。 (2) 電気通信関連法令、とりわけ電波法と電気通信事業法の目的およびその背景を理解する。 (3) 法令に関連する用語を理解する。 |
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授業計画 |
(1) 情報通信の規律 1) 総務省の組織と業務、情報通信法体系 2) 電波の利用と監理の概要 3) ITUの概要 (2) 電波法 1) 電波法体系概要 2) 無線局の免許制度 3) 無線設備 4) 従事者、無線局の運用規律及び監督 (3) 電気通信事業法 1) 電気通信事業法令の概要 (4) まとめ |
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教科書及び教材 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
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その他 |
H「電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する」に主体的に関連し、C「習得した知識を種々の問題に適用し、その結果を検討・評価する能力を修得する]に付随的に関連する。 |
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