授業のねらい |
通信においては、様々な情報を電気信号に変換するための信号処理技術とともに、電気信号を伝送するための技術が不可欠である。本授業では、これまで電磁気学、電気回路で学習した事項を基礎に、伝送技術の中でも特に有線伝送を中心に、伝送線路、電磁波回路の基礎理論を習得するとともに、伝送技術の基礎について学習する。 |
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授業の目標 |
1.分布定数回路の応用として一般的な伝送線路の伝搬特性の解析法を理解する。 2.電磁気学の知識を応用して各種伝送線路の基礎特性について理解する。 3.電磁波回路の考え方とその伝搬特性解析の基礎理論を理解する。
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授業計画 |
1.一様線路の基礎方程式 2.一様線路の定常状態における解析 3.種々の終端条件における伝送特性の行列による解析 4.複合線路と2端子対回路による解析 5.種々の伝送線路:線路の1次定数と2次定数 6.電磁波の解析と導波管の伝搬特性 7.電磁波回路の等価回路による解析 8.伝送線路による波形伝送の基礎
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教科書及び教材 |
特に指定しないが、電磁気学III、電気回路IIIで使用した下記のテキストは適宜使用する。 1.稲垣直樹著「電気・電子学生のための電磁波工学」丸善(株)(2,500円+税) 2.平山 博、大附辰夫著 「電気回路論[2版改訂]」電気学会(3,000円+税)
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参考書 |
1.池上文夫著「通信工学」理工学社(2,060円) 2.高木相著「通信工学」朝倉書店(2,781円) 3.中島将光著「マイクロ波工学 基礎と原理」森北出版(3,090円)
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成績評価方法 |
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履修条件等 |
適宜復習はするが、電磁気学I〜III、電気回路I〜IIIで学習した内容は前提として授業を進める。 |
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教官からのメッセージ |
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その他 |
◆この科目の電気電子工学科の学習目標A〜Hとの関連 (1)主体的に関与する学習目標 B:電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する
◆この科目の電気電子工学科開講科目との関連 (1)電磁気学I、II、IIIおよび電気回路I、II、IIIで学習した内容全般は基礎知識として不可欠。 (2)同時開講の通信工学では主に信号処理関連について学習するが、この講義では電気信号を伝送するための技術の基礎について学習する。 (3)4年次開講の通信網工学では、主に伝送路を接続して効率的に通信システムを構成するための技術について学習する。
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