授業のねらい |
光エレクトロニクスは、レーザ技術を中心とした光学と電子工学の複合領域であり、光通信や光情報処理などといった分野にも応用範囲を広げている。そこで、この授業では、光エレクトロニクスの基盤である「光学の基礎」について理解を深め、理論的素養を習得する。 |
|
授業の目標 |
光の性質を理解し、幾何光学の光線、波動光学の波動方程式を扱うことができる。簡単な場合の干渉と回折を解析的に求めることができる。レーザの原理と基本構造を述べることができる。 |
|
授業計画 |
1.光とは 波動説、粒子説、電磁波、 2.幾何光学その1 光線、フェルマーの原理 3.幾何光学その2 球面による結像 4.幾何光学その3 レンズ 収差 5.光の波動性その1 波動と波動方程式 6.光の波動性その2 波の重ねあわせ 7.光の波動性その3 干渉とその応用 8.光の直進性と回折その1 ホイヘンス・フレネルの原理 9.光の直進性と回折その2 スリット・円孔による回折、ホログラフィー 10.電磁波その1 マクスウェルの方程式 11.電磁波その2 境界面での電磁波 12.電磁波その3 偏光、非等方性媒質中の光 13.光と物質の相互作用 吸収、分散、散乱 14.レーザの原理 光共振器、光の増幅 15.まとめ
|
|
教科書及び教材 |
|
参考書 |
石黒浩三著「光学」裳華房 沍於艫L三著「光エレクトロニクス入門」昭晃堂 纉。俊夫、森正和 共著「量子エレクトロニクス」昭晃堂 |
|
成績評価方法 |
定期試験(30%)、中間テスト(30%)、レポート(30%)で評価する。 |
|
履修条件等 |
|
教員からのメッセージ |
|
その他 |
本授業は、「電気電子工学科の学習目標」の A.自然現象を理解するための基礎となる数学・物理学の知識を習得する B.電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する に密接に関連する。
|
|