| 授業のねらい |
| 電気工学の重要で基本となる授業科目であり、電気回路の基礎的な概念の理解に重点を置いた授業を行う。授業は、「講義」と「演習」をほぼ交互に行う。 |
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| 授業の目標 |
（１）電気回路の基礎を学ぶ。
（２）交流回路の基礎と複素計算法を学ぶ。
（３）実際的な交流回路の解析法を学ぶ。
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| 授業計画 |
（１）基本的に「講義」と「演習」を交互に繰り返す。
（２）「講義」では、新たな内容を学習するとともに、章末問題等から例題を取り上げて解説する。
（３）「講義」終了時に指定問題4〜7題を家庭学習として課す。
（４）「演習」では小テスト（指定問題から１題出題、１５分）と指定問題の解説を行う。
（５）中間試験は2回行う。それまでに示した指定問題から5問を出題する。定期試験は、すべての指定問題から5問を出題する。
具体的な計画（30回）は以下の通り
1回目(4月14日)講義：直流回路(教科書p.1-17)
2回目(4月18日)演習：直流回路
3回目(4月21日)講義：正弦波交流(教科書p.20-34)
4回目(4月25日)演習：正弦波交流
5回目(4月28日)講義：インピーダンス１(教科書p.37-47)
回路素子、RL・RC直/並列回路
6回目(5月2日)演習：インピーダンス１
7回目(5月9日)講義：インピーダンス２(教科書p.47-53)
RLC直列回路、直列共振
8回目(5月12日)演習：インピーダンス２
9回目(5月16日)講義：複素数による表示法(教科書p.56-68)
10回目(5月19日)演習：複素数による表示法
11回目(5月23日)講義：交流回路１(教科書p.70-77)
複素インピーダンス、交流ブリッジ
12回目(5月26日)演習：交流回路１
13回目(5月30日)復習I
14回目(6月2日)中間試験(I)
15回目(6月6日)講義：交流回路２(教科書p.77-85)
共振回路
16回目(6月9日)演習：交流回路２
17回目(6月13日)講義：交流電力(教科書p.90-101)
18回目(6月16日)演習：交流電力
19回目(6月20日)講義：力率改善(マグロウヒル第７章)
20回目(6月23日)演習：力率改善
21回目(6月27日)復習II
22回目(6月30日)中間試験(II)
23回目(7月4日)講義：数学的準備【線形代数】(マグロウヒル第９章)
24回目(7月7日)演習：数学的準備【線形代数】
25回目(7月11日)講義：回路方程式１(教科書p.129-133)
閉路方程式
26回目(7月14日)演習：回路方程式１
27回目(7月21日)講義：回路方程式２(教科書p.133-135)
節点方程式
28回目(7月25日)演習：回路方程式２
29回目(7月28日)電気回路Iの総復習
30回目(8月1日)演習：予備日
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| 教科書及び教材 |
教科書
（１）小亀 英巳、 石亀 篤司 著 「基礎からの交流理論」 電気学会 3100円
（２）エドミニスター著 ; 村崎憲雄 他 訳 マグロウヒル大学演習シリーズ「電気回路」マグロウヒルブック好学社 2100円
その他、必要に応じてプリントを配布することがある。
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| 参考書 |
（１）菅 博、堀井仙松 著 「図説 電気回路要論」 産業図書 3990円
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| 成績評価方法 |
| 小テスト20％、中間試験(I)15％、中間試験(II)15％、定期試験50％として総合評価し、60点以上を合格とする。小テストは演習時に行い、その合計点で評価する。総合評価であるので、基本的には再試験は行わない。 |
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| 履修条件等 |
（１）問題解答ノートを用意する。ノートは指定問題用とし、綴じたもの(ファイルノートはだめ)を使用する。ノートの表紙に必ず、名前を記入すること。講義用ノートは各自別に用意する。
（２）教科書２冊、関数電卓を用意する。テストでも電卓を使うので、使い方は各自が覚える。
（３）全ての授業に出席することを原則とする。ただし、3回までの欠席は認める。サークル活動、忌引、病気等による欠席で、届けのあるものについては欠席扱いとはしない。中間試験、定期試験の追試験は行うが、小テストは行わず評価は０点とする。
（４）中間試験、定期試験の受験には、それまでの指定問題を全問解答した、ノートを示すことが必要。復習の時間に確認を行う。
（５）２０分を越える遅刻は欠席とする。
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| 教員からのメッセージ |
| 実際にノートに回路を書いて、問題を解いて、電卓で数値を計算する、これを繰り返すことで確実に実力がついてきます。回路の問題を1日１題解くクセをつけてください。 |
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| その他 |
電気電子工学科の学習目標について、この科目が主体的に関与するものを◎、 付随的に関与するものを○印で示す。
○Ａ．自然現象を理解するための基礎となる数学・物理学の知識を習得する
◎Ｂ．電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する
○Ｃ．習得した知識を種々の問題に適用し、その結果を検討・評価する能力を修得する
Ｄ．与えられた問題を解決するための実験を計画・遂行する能力を修得する
Ｅ．自分の意見を論理的に整理し、他者に説明する能力を修得する
Ｆ．他者と議論・協力して目標を達成する能力を修得する
○Ｇ．物事を自主的・継続的に学習する能力を修得する
Ｈ．電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する
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